2日目�� ページ22
私に｢飲むか？｣って聞いたのに
なんでお前が飲んでんだよ！って思っていたら
………………なんだ、この状況
猗窩座の顔が目の前にあって
睫毛が触れ合う近さで
青い瞳が私を見ている
口付け……られてる……？
驚いて身体を引こうとしたけど
猗窩座に抱きかかえられていて逃げられない
反射的に閉じようとした口は
猗窩座の舌でこじ開けられた
｢んっ…………！｣
ぬるっとした猗窩座の舌を感じた後
冷たい水が流し込まれた
咳き込み続けてカラカラだった喉は
何の抵抗もせずに
猗窩座から与えられる水を飲み下す
｢っ………………んっ｣
全ての水を流し込んだ後も
猗窩座の口は離れなかった
青い瞳でしっかりと私の目を捕らえながら
少し遠慮がちに舌を動かす
そのうちに
逃げようとする私の舌を
絡めとるようにしながら
動きが段々と激しくなる
抱きかかえる力も徐々に強くなり
行き場を失った私の手は
縋るように
猗窩座の肩を掴んだ
｢ふっ…………は、あ…………｣
猗窩座が口付ける角度を変えるたび
自分の口から
耳を塞ぎたくなるような甘い声が漏れる
猗窩座｢……A……｣
口付けの合間に
猗窩座が私の名前を呼んだ
吐息混じりの熱っぽい声色に
背中がゾクゾクする
青い瞳は少し○んでいて
瞬きもせずに私を見つめている
頭の芯が
ジンジンする
待って……！
無理……！
ドンドンドン！
思いっきり猗窩座の肩を拳で殴る
猗窩座｢…………なんだ｣
｢なっ……！なんだじゃない！なにしてんだよ！｣
猗窩座｢口移しで水を飲ませた｣
｢なんで口移しを選んだんだよ！｣
猗窩座｢それしか方法がなかった。水が飲みたかったのではないのか｣
｢いや、水！水はありがとう！でも違う！そうじゃなくて！｣
猗窩座｢そうじゃなくて？｣
｢そ……その後……！｣
猗窩座｢接吻か｣
｢せっ……！｣
猗窩座｢しかも深い｣
｢あぁぁぁ！言わないで！｣
猗窩座｢『その後！』と聞くから答えたまでだ｣
｢私の初めて……相手が鬼……｣
猗窩座｢初めてか。それはそれは｣
項垂れている私の耳に口を近づけて
猗窩座が低く甘く囁いた
猗窩座｢ご馳走様｣
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ゆあな(プロフ) - てふてふさん» てふてふさん(^^)コメントありがとうございます！私も無限列車編を見て鬼滅熱が再び燃えております(｀･ω･´)読んでいただけて嬉しいです(*^^*) (2021年9月27日 19時) (
レス) id: c561953436 (このIDを非表示/違反報告)
てふてふ - 完結から時間が経ってからのコメントで申し訳ないですが、無限列車編TV放送で再燃して読ませていただきました！ぽろっと涙が溢れるストーリーと、裏シーンはどきどきが止まらず本当に腰が砕けそうでした……！続編含め、素敵な作品をありがとうございました！ (2021年9月27日 14時) (レス) id: 2bb0e08beb (このIDを非表示/違反報告)
ゆあな(プロフ) - まりも。さん» まりも。さん(*^^*)なんて嬉しいお言葉…涙出るくらい嬉しいです！ありがとうございます(T^T) (2021年2月24日 19時) (レス) id: 728d21b7e2 (このIDを非表示/違反報告)
まりも。(プロフ) - もう何度こちらの作品を読んだことでしょう。大好きが止まりません(作品も猗窩座も) (2021年2月24日 13時) (レス) id: 1dc894a7c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあな(プロフ) - まゆまゆさん» 嬉しいコメントありがとうございます！私も猗窩座大好きなので、ホントに私の欲望と願望を詰め込みました(笑)現実になってほしい…(o´艸`) (2021年1月27日 12時) (レス) id: 728d21b7e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆあな | 作成日時：2021年1月11日 20時
