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びっくりしてハッと声のした方向を見る
ひょこっと女の子が金木犀の木から顔を出している
「いつもここ歩いてますよね。学校はどうしたんですか？」
金木犀の木の後ろから出てきて俺にそう話しかけた
見てみた感じ同い年の女の子だ
華奢で笑顔が素敵だ。大人しめの女性という感じだ。
「君、誰。」
この答えが一番正しいだろう。
「あぁそうだ、私はみかって言います」
「…っ」
その名前を聞いた瞬間こんな偶然があっていいのかと思った、
それは、俺の母親の名前だった
俺のお母さんとは違ってすごく優しくて安心感があるのが好印象だったのに
なんか、すごい嫌だ
未熟で高校生男子らしい事を考えながらその子の事をじっと見る
「そんなに見ないでください、恥ずかしいじゃないですか…！
それより、学校はどうしたんですか？」
照れくさそうにはにかんだかと思えば、今度は真剣な顔をして聞く
「別に。学校に行っても面白くないし。なにも楽しくないし。
なんかないかなぁってぶらぶら歩いてるだけ。」
「そっかぁ。じゃあ、わたしがあなたの暇つぶしになります」
胸を張って言い張るみか
なにを言ってるんだこの子は。まだ出会って数分の仲だぞ。何を言う。
みかの言ってる事が不思議でたまらなくて、頭の中が疑問だらけになる。
「今まで1人でぶらぶら歩いてるだけで、なにも面白みがなくて、
正直この散歩にも飽き飽きしてたんではないですか？
でも日課だから散歩やめなかったんじないですか？」
ドンピシャに当ててくるみかに恐怖を覚える
「こわ。」
そう一言呟いて、一歩後ずさりをする
「えっ、適当に言ったんですけど…。当たっちゃいましたか…。」
そう言い苦笑いをするみか。
勘で言った割には当たりすぎて、やはり恐怖を覚える。
「えっと、急で申し訳ないのですが、君のこともっと知りたいんです！
私のこともたくさん教えるから、ここに座って一緒にお話しましょう。」
笑顔でそう言うみか。
別に断る理由もなかった俺はそれを承諾した。
こんなに人とちゃんと話せるのはいつ振りだろう。
学校で友達と話したのも、もう1か月前だ。
親ともろくに話さないし、まぁ話すこともないし。
人と話すって楽しいものだな。
そう久しぶりに思った。
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姫愛羅(プロフ) - くらうんさん» えっくらうん！？まじで！？コメントありがとう嬉しいよ(T_T)まじか！運命かなにかじゃんwそう言ってもらえると本当に嬉しい！ありがとう！！これからも頑張るね！ (11月6日 8時) (
レス) id: bb7f950f3c (このIDを非表示/違反報告)
くらうん - てぃあらちゃん…！！これ前見てたしなんならお気に入りだったやつ…！！まさかとは思ってたけど本当だったのか…！応援してます…！！頑張ってください！！ (11月5日 17時) (レス) id: cb2f978ff8 (このIDを非表示/違反報告)
姫愛羅(プロフ) - だっふぃーさん» わぁぁぁ！お祝いのコメントありがとうございます！！そう言って下さるの本っ当に嬉しいです！！色んなジャンルに手を出すことは自分にとっての挑戦で不安がたくさんですが、そう言って頂けて少し自信がつくことが出来ました！これからもどうぞよろしくお願いします！ (7月22日 23時) (レス) id: 40f9f6be6d (このIDを非表示/違反報告)
姫愛羅(プロフ) - 風呂敷ёさん» わぁぁぁ！！わざわざお祝いのコメントありがとうございます！！英語が本当に苦手で翻訳させて頂いたんですが、見た瞬間に幸せの気持ちでいっぱいになりました…本当にありがとうございます( ᴗ_ᴗ̩ )♡ (7月22日 23時) (レス) id: 40f9f6be6d (このIDを非表示/違反報告)
だっふぃー(プロフ) - 姫愛羅さん、誕生日おめでとうございます！「空」という作品、暖かくほっこりするのと同時に少し切ないような読後感でとても好きです…！怖いものからファンタジーものなどたくさんのジャンルを書かれる作者様の作品が大好きです。これからも応援しています‼︎ (7月22日 22時) (レス) id: cd3561a74c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫愛羅 | 作成日時：2022年8月30日 21時
