金曜日 * 06 ページ24
A side
タクシーから降りるとき、マサイくんが怒っているようだった。部屋についたら、驚くような力でドアに張り付けられ、乱暴に口付けられた。
シャツのボタンをはずされた時にはもうとっくにわけが分からなくて、ただただ嫌われたくないという気持ちだけだった。
マサイくんの舌が胸元わを這う度に、なんとも言えないゾクゾクとする感覚に襲われ、みっともない声が漏れ出す。よく分からなくて、嫌われるのが怖くて。握った拳の力が限界に近付きそうになったその時に、ふわっと優しく抱き締められて、苦しそうなマサイくんの声が降ってきたんだ。
マ「大好きなんだ。誰にも渡したくないだ。そんな事言わせて、本当にごめん」
その行動が嫌だったとか、怖かったとかはよく分からない。でもはっきり分かることは"嫌われるのが怖かった"という1つの事だけ。
マ「みっともないよな。こんなに独占欲強くて。他の男がAちゃんに触れるのが嫌だなんて。本当かっこわりーよ」
抱き締めながら降ってくる言葉はマサイくんが私の事を"想ってくれている"と言うこと、それが凄く嬉しかった。マサイくんの背中に腕を回す。
「カッコ悪くないです。それに、私はどんなマサイくんでも、大好きですよ」
見上げれば、いつもの優しい笑顔。そしてまた優しく口付けて、笑顔をくれた。
ふと下を向けば、露になった下着、胸元に残る無数の紅い跡。冷静になればなる程恥ずかしくて素早くシャツを両手で閉じた。
マ「ごっ、ごめん」
全てマサイくんの仕業だと言うのに、何故か照れる姿が珍しくて可愛いなんて思ってしまった。
マ「でもまぁ、きっと、知らないんだろ？待ってる間の事」
待ってる間。眠くて寝てしまって、それから。思い出そうと悩んでいると頭の上にポンと手が。
マ「ふふ、いーよ。知らないってのも分かってたし。だから」
頭から重みが消える。
マ「柚木さんに伝言。吠えとけばーか、次はねぇぞって」
そう企んだように笑いながら。
いつの間に柚木さんと仲良くなったのか、不思議で聞いたらまた笑いながら"仲良くねぇよ"と。
そしてまたポンポンと頭に重み。
マ「んじゃ、戸締まりしっかりする事。そして、風邪引くからちゃんと服着ることっ」
「わっ、わかってますっ！！」
笑いながら"お休み"と残して、ドアが閉まる。
残っているのは寒さよりも胸元に残る熱だった。
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めいみ(プロフ) - リバーさん» コメントありがとうございます！中々更新できずで申し訳ないです……(´；д；｀)読んでいただけて嬉しいです！私もリーダー組もチリハンも組好きです♪あとロゴ組も……寧ろ全部好きです(笑)他のお話しも楽しんで頂けると嬉しいです♪ (2022年1月28日 9時) (
レス) id: ca651dd0ce (このIDを非表示/違反報告)
リバー(プロフ) - 初コメ失礼します。ドキドキしながらキュンキュンしながら読ませてもらいました。続きも気になりますが、他の作品を読ませて貰いながらゆっくり待ちたいと思います。これからも楽しませて下さい。因みに私はリーダー組チリハン組推しです。 (2022年1月27日 23時) (レス) @page27 id: 749ea57b62 (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - ゆゅさん» 4月……！！！ずっと気づかずで申し訳ございません！！コメントありがとうございます(´；д；｀)更新が難しくなってしまいましたが、出来るだけ完結できるように頑張ります！！本当にありがとうございます！！ (2022年1月15日 11時) (レス) @page27 id: ca651dd0ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆゅ(プロフ) - 初コメ失礼します。マサイくん推しな私にとって、とてもドキドキしながら読ませて頂いてます！続き楽しみにしてます！ (2021年4月18日 11時) (レス) id: 1295044a6a (このIDを非表示/違反報告)
かたくりこ - お久しぶりです!返信が遅れてしまい、すみませんでした。お元気そうで良かったです。こうやってめいみさんとコミュニケーションがとれて嬉しいです。お仕事も頑張ってください。ずっと応援してます!これからもめいみさんのペースで大丈夫ですよ！ (2020年4月13日 3時) (レス) id: 2d9d7d3325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meimi | 作成日時：2019年10月22日 11時
