不安 * 04 ページ49
マサイ side
マ「待って！」
隣に座っていたAちゃんの前に両手を出した。ちゃんと誤解を解かなくては。
マ「遮ってごめん。でも、誤解させたみたいだし俺がちゃんと話したい」
Aちゃんが頷いたのを確認して話し始める。
マ「今日、俺確かにカフェに居たよ。女の人と二人で」
涙を堪えよえとしているのか目元に力が入ったように思えた。
マ「仕事だったんだ。YouTubeの雑誌のインタビュー。当初の予定は事務所だったんだけど、訳あって急遽カフェになって・・・だから、Aちゃんが心配してるような事じゃないよ？」
「・・・よかった」
力が抜けたのか、また頬に涙が伝う。
「あんなに、綺麗な人、私なんか絶対に、敵わない・・・マサイくんに、私なんか相応しくないって・・・頭の中いっぱいで・・・」
マ「ごめんな、不安させて。・・・でも、俺、Aちゃんの嫌な所見つけたかも」
そこまで伝えると、安心の表情から一変してビクンと身を固める。
付き合う前からそうだった。きっと今までもそうやって生きてきたんだと思う。でも。
マ「自分を卑下するのやめろよ。俺に相応しくないって、俺がそんな事言った？」
そうわざとらしく笑って見せる。
Aちゃんだから、好きになったのに。
Aちゃんとだから、こんなに日々が楽しく思えるのに。
マ「あんまり自信満々なブッ飛んだ奴はどうかと思うけど、Aちゃんはもっと自分に自信を持った方がいい」
こんなに優しくて、思い遣りがあって。
信頼されてて。
Aちゃんはきっと俺の事を過大評価しすぎている。俺だって何でもない1人の男。得意なこともあれば苦手なこともあって、みっともない所だって沢山あるのに。
マ「Aちゃんの中でどんな評価になってるかわかんねえけど、俺だって極普通の男だよ。んで、俺が好きなのは、Aちゃん。釣り合いとかそんなもんねぇよ、な？」
下を向いたAちゃんから、小さく漏れる啜り泣く声。零れた涙は自分の指ですくい、ゆっくりと深呼吸をした。
「マサイくん、ありがとうございます」
顔を上げて、真っ赤な目元で笑顔をくれた。
泣いてるけど、今度は俺が欲しい笑顔だった。
ヤキモチを妬いてくれるのは俺としては凄く嬉しい事だったのは内緒にしよう。
マ「安心して？俺が好きなのはAちゃんだけだから」
途端に真っ赤になる可愛い俺の彼女。
微笑ましく思っていた次の瞬間。
首に回る腕。体に感じる温もり。昇る熱。
「好き、です」
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めいみ(プロフ) - 善処さん» わあぁぁぁぁ(´；ω；`)ありがとうございます....！！読んで頂けるだけでも嬉しいのに(´；ω；`)本当にありがとうございます！！！これからもどうぞ宜しくお願いします(*´ω｀*)♪ (2019年10月19日 15時) (
レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
善処(プロフ) - マさん可愛いすぎます！いつも楽しく拝見してます。私もお話を読む度に一番右の星を押してしまいます。既に押してあるので反映されませんが… (2019年10月19日 14時) (レス) id: 977f9d8c0c (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - らいあさん» めっちゃうれしいです、ありがとうございます（；△；）コメントも評価もお気に入り登録も、本当に支えになります！！こんな自己満妄想なお話ですが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります♪ (2019年10月18日 19時) (レス) id: 7fd022a576 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - 1つの話更新されて読むと指が勝手に1番右の星押すんです、でも既に押してあるから評価できないんです… (2019年10月18日 19時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - バニレさん» 難しい言葉は私がわからないので基本出てこないかと思います(笑)「1つずつ」は05で終わりですが、次の話はカッコイイマサイくんとは遠いかもです、ごめんなさい(笑) (2019年10月18日 0時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meimi | 作成日時：2019年9月25日 21時
