ファンです * 01 ページ1
「本当に良かったぁー」
何杯目かのカクテルを飲み、力が入らず、にへらっと緩い笑顔を向ける。お酒は強くはないのだが、今日は少し飲み過ぎてしまった。と言うのも、親友の樹里に彼氏が出来たのだ。元カレの浮気で別れてからかなり落ち込んで居たのだが、その人が樹里を支えてくれて今に至る。樹里の彼氏はとっても素敵な人で、二人には本当に幸せになって欲しいと思った。
樹里「そればっかり。でもありがとう。Aにも素敵な人、現れるといいね」
「うーん、恋愛かぁ。"好き"って気持ちがわからないもんなぁ」
"ブブブッ"
携帯のバイブがなる。
画面を見れば、YouTubeから新着のお知らせ。もちろん、お知らせの内容は大好きなフィッシャーズの動画だ。数年前に初めて見て、ずっと好きなYouTuber、メンバーは全員好きなのだが、特にモトキくんのファンだ。
樹里「フィッシャーズ？」
「うんっ、帰って見るの楽しみっ」
樹里も動画の視聴者だ。ファン程ではないがお気に入りのYouTuberの１つだと言っていた。
樹里「もしモトキくんが近くに居たらA好きになるのかなー？」
モトキくんが居たら、そんなの考えただけでドキドキして嬉しい。万が一そんな事があったら本当に好きになってしまうのだろうか。
「でもっ、あくまでもファンとしての、"好き"だから・・・」
"でももし会えたら泣いちゃうかも"そう笑いながら他愛もないような話で盛り上がった。時計を見るとそろそろ時間だ。いくら明日が休みでもお家には帰りたい。"そろそろ帰ろうか"そう言って準備を始める。立ち上がると少し足がふらついた。ふわふわとした感じが心地よい。
お家に帰るまではしっかりしなきゃ、そう思いながらレジに向かう。その時、"えっ"と樹里がいきなり声を上げて固まった。
何に驚いているのかわからず、問えばまさかの返答に、今度は私が固まってしまった。
樹里「A、あれ、フィッシャーズじゃない？」
樹里が指を指す方向には、動画で見慣れたお馴染みのメンバー。
シルクくん、ンダホくん、マサイくん、そしてモトキくん。心臓がバクバクと音をたてる。
樹里「A、行ってきたら？応援してますって」
「でも、プライベートに声かけると迷惑になるよ」
樹里「握手と一言くらい許してくれそうじゃない？」
「えっ、でもっ」
樹里に押され(物理的に)テーブルにの前に。
後は声を掛けるだけ。勇気を。
「あっ、あの・・・すみませんっ」
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めいみ(プロフ) - 善処さん» わあぁぁぁぁ(´；ω；`)ありがとうございます....！！読んで頂けるだけでも嬉しいのに(´；ω；`)本当にありがとうございます！！！これからもどうぞ宜しくお願いします(*´ω｀*)♪ (2019年10月19日 15時) (
レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
善処(プロフ) - マさん可愛いすぎます！いつも楽しく拝見してます。私もお話を読む度に一番右の星を押してしまいます。既に押してあるので反映されませんが… (2019年10月19日 14時) (レス) id: 977f9d8c0c (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - らいあさん» めっちゃうれしいです、ありがとうございます（；△；）コメントも評価もお気に入り登録も、本当に支えになります！！こんな自己満妄想なお話ですが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります♪ (2019年10月18日 19時) (レス) id: 7fd022a576 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - 1つの話更新されて読むと指が勝手に1番右の星押すんです、でも既に押してあるから評価できないんです… (2019年10月18日 19時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - バニレさん» 難しい言葉は私がわからないので基本出てこないかと思います(笑)「1つずつ」は05で終わりですが、次の話はカッコイイマサイくんとは遠いかもです、ごめんなさい(笑) (2019年10月18日 0時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meimi | 作成日時：2019年9月25日 21時
