life 59 ページ21
冴島side
・
緋「恒夫！おかわりぃー」
恒「もう、相変わらず可愛くないわね、ブス！」
さっそく潰れた緋山先生と恒夫の会話を聞きながらため息をつく。
――――こうなると止められるのはあの子一人だけなのよね…
私達じゃもうどうにも出来ないので、取りあえず放っておく。
藤「あーあ、もうこれじゃあ藍沢のお別れ会どころじゃねーなぁ！」
呆れたようにため息をつく彼に、今回ばかりは激しく同感してしまった。
冴「どうする？もうこんな機会そうそうないし…」
藤「俺明日当直なんだよぁ。はるかも夜勤だろ？」
私達がこんなに悩んでいるというのに、当の本人はいつものボックス席で清ました顔をしている。
藤「じゃ、今日はもう取りあえず飲むか！」
冴「そうね、藍沢先生も――――」
開き直った藤川先生に相槌を打つ私の言葉を遮ったのは、目の前に設置されたモニターだった。
「めぐり愛」には無かったはずのモニターが、ゆっくりと天井から降りてきて、何事かと目を見開く。
藤「え、なにこれ。」
同じことを考えていたであろう藤川先生も、困惑といった表情で店内を見渡している。
そしてさらに驚いたことに、先ほどまで潰れていた緋山先生が急に覚醒して、サッと立ち上がったのだ。
緋「はい、ちょっと移動ー。二人真ん中来て。」
立ち上がるなりサッサと私達をカウンター席の真ん中へ引っ張り、自分はボックス席へと移る。
唖然とする私達などまるでお構いなしの緋山先生は、ニヤリと笑った。
緋「はい、start！」
そういった緋山先生に、どうしてそんなに発音がいいのだの、どうして私達こんなとこにいるのだの、たくさんあった聞きたいことを聞く間もなく、私は画面に釘付けになった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1857人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らむれもん - キラあやさん» 応援ありがとうございます！コメント励みになります。頑張ります！(^^) (2018年8月26日 20時) (
レス) id: e372e1ae53 (このIDを非表示/違反報告)
キラあや - らむれもんさん» そうですか、応援してるのでこれからも頑張って下さい！ (2018年8月26日 20時) (レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
らむれもん - キラあやさん» そうですね…ある程度票が集まったら、と考えているのですが、多分、もうそろそろなはず…です！ (2018年8月26日 16時) (レス) id: e372e1ae53 (このIDを非表示/違反報告)
キラあや - 次の作品っていつ頃になりそうですか？ (2018年8月26日 14時) (レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
らむれもん - 彩さん» コメント、ご意見ありがとうございます！橘先生がお好きなんですね。今後絡みを増やします！ (2018年8月26日 11時) (レス) id: e372e1ae53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らむれもん | 作成日時：2018年7月27日 15時
