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〈三空千悠視点〉


昼休み。
私と寧人は二人並んで食堂で昼食を食べていた。

「まさか襲撃直後に体育祭開催とか…。危機意識が足りてないんじゃない? 情報を赤裸々に開示しちゃっていいの? 新手の挑発?」

「うーん耳が痛い」

容赦のない寧人の言葉に苦笑する。
私個人としては、心の中では全面的に寧人に同意だ。ここは生徒にとっての最大のチャンスを潰してでも、安全を取った方が良かったんじゃないだろうか。
しかし、仮にも猴艮兮Ν瓩任△觧笋蓮△修鵑覆海箸鮴古未妨世Δ錣韻砲呂いない。

「でもまあ、安心してくれていいよ。私のサイドエフェクトがそう言ってる」

「ふーん。…立場がある人は大変だねえ」

私の心情を見透かしての嫌味…、に見せかけたただの労わりだ。ヒュー、寧人やっさしい!

「ねえ寧人、好きな子とか出来た?」

「は?」

真顔で聞き返す寧人。ガチトーンだ。何言ってんだこの馬鹿、と表情が雄弁に語っている。

「出来ないよ。そんな暇ないし」

「恋に落ちるのに時間は関係ないよ! 一目惚れってのもあるくらいだしね」

「今は恋愛とかに構うより、授業に集中したいんだよ」

「かーっこいい!」

ヒューヒュー、と口笛を吹いてきゃらきゃら茶化す。皮肉屋だが根は真面目なのだ、寧人は。買い食いを拒否ったくらいだし。

「そういう千悠は?」

「いないねえ」

「だろうね」

「だろうねってどういう意味かなァ寧人くん? 私のこと馬鹿にしてます??? 好きな人居ない歴=年齢ですが何か?????」

「いや、『巻き込みたくない、でも好きなの…!』って少女漫画みたいな理由で悩んでる千悠が想像出来なかったから。
千悠は、『めっちゃ好きだけど、それ以上に優先すべきことがあるから墓まで持って行こう』タイプでしょ。幼馴染の僕は別として」

「寧人のそういう自己評価で卑屈にも馬鹿にもならないとこ、私好きだよ」

「ありがと」

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零奈 - 紺青さん» 嗚呼、環くんが期待通りの可愛さ……。流石です! (7月29日 22時) (レス) id: ea99f94738 (このIDを非表示/違反報告)
紺青 - 零奈さん» 待たせてしまってすみません! 楽しみにしててくれてありがとうございます! (7月29日 12時) (レス) id: 2583f0b797 (このIDを非表示/違反報告)
零奈 - 環くん! 環くんが! そろそろ出るんですね!! 今から楽しみです! (7月28日 22時) (レス) id: ea99f94738 (このIDを非表示/違反報告)
零奈 - 紺青さん» 是非是非、座右の銘にどうぞ! (7月11日 22時) (レス) id: ea99f94738 (このIDを非表示/違反報告)
紺青 - 零奈さん» その言葉を千悠が聞いたら、「それ座右の銘にしようかな…」って真剣に悩むと思います(笑) (7月10日 16時) (レス) id: 2583f0b797 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紺青 | 作成日時:2019年6月19日 18時

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