100と2 ページ10
雄英体育祭、一週間前の放課後。
「三空さん!! 聞きたいことがあるんだけどいいかな!?」
物凄い勢いのヒーローくんに突撃された。
鼻息荒く迫ってくるヒーローくんを何とか宥めて、取り敢えず近くにあった食堂に入る。
「ランチラッシュさーん、今いいですか? お茶二つなんですけど」
「はいよ」
気前良くお茶を出してくれたランチラッシュさんに「ありがとうございまーす」と感謝を伝えつつ、ヒーローくんの前に茶色の烏龍茶の入ったグラスを置く。
「あのっ、みみみみみ三空さん!」
「私がヒーローやってることでしょ?」
「うん! 三空さんがセイガだって聞いて! ヒーロー名しか公表されていない謎多きヒーロー! 目撃談も支持率もゼロなのに、事件解決などの実績だけで何年も100位台に食い込んでいる!」
おおう…、凄い熱意…。ちょっと押されるが、ヒーローくんがヒーローに対して強い憧れを持っていることは知っているので、驚きはしない。
「私は相澤先生…、イレイザーさんよりもアングラ極めてるからねえ。こんな歳でヒーローやってるから、どんなに早くても卒業まではアングラのままかな」
「へえ…!
あっ、あの、授業を見る限り三空さんの戦闘スタイルは中距離から“個性”で創った
「うん、一応全距離対応出来るよ」
「じゃあ、近距離戦も出来るってこと?」
お、これは…?
「そうだよ」
肯定すると、ヒーローくんの目が不安と期待に煌めいた。
ルート確定、だね。
「あのっ、三空さん!!」
「ん?」
「僕に稽古をつけてください!!!」
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零奈 - 紺青さん» 嗚呼、環くんが期待通りの可愛さ……。流石です! (2019年7月29日 22時) (レス) id: ea99f94738 (このIDを非表示/違反報告)
紺青 - 零奈さん» 待たせてしまってすみません! 楽しみにしててくれてありがとうございます! (2019年7月29日 12時) (レス) id: 2583f0b797 (このIDを非表示/違反報告)
零奈 - 環くん! 環くんが! そろそろ出るんですね!! 今から楽しみです! (2019年7月28日 22時) (レス) id: ea99f94738 (このIDを非表示/違反報告)
零奈 - 紺青さん» 是非是非、座右の銘にどうぞ! (2019年7月11日 22時) (レス) id: ea99f94738 (このIDを非表示/違反報告)
紺青 - 零奈さん» その言葉を千悠が聞いたら、「それ座右の銘にしようかな…」って真剣に悩むと思います(笑) (2019年7月10日 16時) (レス) id: 2583f0b797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紺青 | 作成日時:2019年6月19日 18時