一目惚れ1 ページ10
那須隊では時々隊長の那須玲の家でお泊まり会が行われる。
といっても志岐小夜子が参加するのは稀であるが。
今回もお泊まり会の夜を迎え、年下の日浦茜が寝静まった時に、熊谷友子が那須に質問した。
熊谷「当然なんだけどさ、玲っていつからA兄さんのこと好きなの?」
那須「えっ、く、くまちゃん!?」
珍しく那須が動揺している。寝ようとした瞬間にまさかそのようなことを聞かれるとは思っていなかったからだ。
熊谷「ちょっと、声が大きいって。茜が起きるよ。」
熊谷と那須は日浦の様子を確認する。起きる様子はない。
那須「だ、だって。くまちゃんが突然聞いてくるんだもの。それに、添木さんの従兄妹であるくまちゃんに話すのはなんだか恥ずかしいわ。」
話を聞いてわかる通り、那須玲は熊谷友子の従兄妹である添木Aに対して好意を抱いている。
添木の前ではかなり平静を装っているが、内心はかなり焦っているのが常である。
まあ、添木は副作用で把握しているが。
熊谷「まあ、A兄さんはあのルックスで性格も良いから、優良物件よね。
結構モテてるって話は聞いたよ。ボーダー内でもA兄さんのこと好きな人っているんじゃないかな?」
那須「そ、そうよね。きっとモテるはずだわ…。」
那須が落ち込んでいる姿を見て、熊谷がフォローしようとする。
熊谷「で、でも、A兄さんに今まで彼女がいたことはないはずだよ。」
那須「えっ、そうなの!?意外だわ。…どんな人がタイプなのかしら?」
那須の顔はすっかり恋する乙女である。
熊谷「聞いたことないなー。そんな話もしないし。
さて、まあ雑談もほどほどにして、話してもらうわよ。れーいー。」
那須がビクッと肩を震わせる。
何とか添木の話をしなくて済んだと思っていたが、熊谷は忘れていなかった。
那須は逃げるのを諦め、話し始めた。
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ヴィー(プロフ) - かなりさん» かなりさん、再びコメントありがとうございます。大分回復してきました!ご心配いただき、ありがとうございます。応援、感謝です!頑張りますね。 (2021年4月8日 20時) (レス) id: 165a850c32 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - お久しぶりです!!お体は大丈夫ですか?入院している事は前から知っていたので、心配です。本当に遅れて御免なさい。これからも、体を休めて頑張って下さい!!ずっと小説などを応援いていきますし、愛していきます!! (2021年4月7日 21時) (レス) id: 34215c84b5 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィー(プロフ) - 巫都さん» リクエストありがとうございます!拙いものになるかもしれませんが、精一杯書かせていただきます。話がまとまり次第更新しますのでお待ちください。 (2021年4月6日 3時) (レス) id: 165a850c32 (このIDを非表示/違反報告)
巫都 - またまたリクエスト失礼します!(笑)添木さんが東さんなど年上の人に甘えてるっていうか、弱みを見せてるようなお話が見たいです…! (2021年4月6日 0時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
推しが可愛すぎ(プロフ) - ヴィーさん» いえいえ、書いてくださるだけで嬉しいのでヴィーさんが看病するキャラとか書きやすいように書いてもらえたら嬉しいです!楽しみにしてます! (2021年4月3日 18時) (レス) id: 531669d108 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヴィー | 作成日時:2021年3月2日 13時