カウンセラー系ボーダー隊員と！【ワールドトリガー】

呼び方 ページ5

添木Aは人の名前の呼び方にある程度、決まりがある。




自分より年上の人にはさん付けで呼び。

同性の同い年や年下は名字の呼び捨てで呼び。

異性の同い年や年下はさん付けで呼ぶ。

幼馴染の辻、同期の三輪、師匠の半崎は下の名前にくん付けだ。

また、名前が似ており、当人から言われたので北添の呼び方も他とは違う。









このような決まりがある中、1人だけ例外がいる。


二宮隊オペレーターの氷見亜季である。


幼馴染である辻が「ひゃみさん」と呼んでいるからでは？思う人もいるかもしれないが、実は違う理由がある。

呼び始めたのは辻が添木に氷見のことを紹介した時のことである。





過去編


辻「Aくん。」


添木は辻に呼ばれてラウンジに来ていた。なんでも同隊のオペレーターの子と話せるようになったから、紹介したいとのことであった。


辻は女性に対して免疫がなく、照れてしまう。
なのでこの誘いにはとても驚いた。




添木「待たせてごめんね。はじめまして、添木Aです。新之助くんの幼馴染です。」


氷見「氷見亜季です。辻くんとは同隊のオペレーターです。よろしくお願いします。」


実は氷見も元々は人見知りだったため、あまり異性と話すことはなかった。チームメイトのおかげで克服したが、人間関係を広げるために今回の場を設けたのだ。




添木「よろしくね。ひゃみ、ひ、や、みさん。」






…めちゃくちゃ噛んだ。←



添木「…。」

氷見「えっと…。」

気まずい。氷見は思わず辻に助けを求める。


辻「俺も言いにくくてひゃみさんって呼ばせてもらってるんだ。」


氷見「！…あのっ、添木さんが嫌ではなければ辻くんと同じように呼んでください。みなさん、よくそう呼ぶので。」


辻からの援護のおかげですかさず氷見が提案する。


添木「！本当？ごめんね。ちゃんと呼ばなくて…。じゃあ、改めて"ひゃみさん"よろしくね。

これからも新之助くんと仲良くしてくれると嬉しいな。」






添木はいつもの笑顔に戻った。



過去編終了









理由だけ簡潔に話すと添木が氷見の名前をきちんと言えなかったことが原因であった。



ちなみに、添木に対して好意をもっている女性陣からは羨ましがられている氷見であった。

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呼び方Fin.

辻、女性苦手の訳1→←弱音4

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