57話 ページ28
添木は今日、人と会う約束のためにある隊室に向かっていた。
コンコンッ
扉をノックすると開いた。
添木「失礼します。これシュークリームです。」
添木が訪れたのはB級二宮隊の隊室であった。
氷見「ありがとうございます、添木先輩。」
オペレーターの氷見亜季が添木からのお土産を受け取る。
二宮「…悪いな。」
隊長の二宮匡貴が添木に礼を言う。
添木「いえいえ、趣味ですし、新之助くんの好きなものですから作り慣れてますよ。」
奥の部屋から2人の男性が現れた。
犬飼「あっ、添木先輩いらっしゃーい。」
辻「Aくん、忙しいのにありがとう。」
二宮隊隊員の犬飼澄晴と辻新之助である。
辻は添木の幼馴染である。
添木「お邪魔してるよ、犬飼。
気にしないで、新之助くん。あっ、さっきひゃみさんにシュークリーム渡したから、訓練が終わったら食べるといいよ。」
添木は辻の指導のために二宮隊に訪れていたのだ。
二宮隊は先輩、後輩、幼馴染がいるので過ごしやすいため、よくお邪魔する。
添木「さ、始めようか。」
辻と添木は訓練室に向かった。
辻との訓練が終わり、添木は二宮隊の隊室を後にした。書類の不備があり、訂正をもらうためにB級影浦隊の隊室に向かっていた。
入ろうとした瞬間、誰かが隊室から出てきた。
北添「あ、ソエさんだ。こんにちはー。」
影浦隊隊員の北添尋であった。
添木「こんにちは、ゾエ。影浦はいるかな?」
北添「カゲは今いないですよー。何か用事ですか?」
添木「うん、書類の訂正をして欲しくて。」
北添「ゾエさんでも大丈夫ですかー?」
添木「お願いしてもいいかな?どこか向かおうとしてたんじゃ…。」
北添「大丈夫ですよー。」
書類を直すために添木は影浦隊の隊室に入った。
仁礼「あっ?ゾエもう戻ってきた…添木さん!」
隊室にはオペレーターの仁礼光がいた。
添木「こんにちは、仁礼さん。書類を直してもらうためにお邪魔するね。」
仁礼「また、カゲのやつー。すみません、添木さん。」
添木「大丈夫だよ。誰にでも間違いはあるからね。」
添木は訂正された書類を受け取り、影浦隊の隊室から立ち去った。
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追加設定
幼馴染→辻新之助
氷見の呼び方はひゃみさんと辻と同じ。女子の中では珍しく名字ではない呼び方。理由は番外編で。
北添は添木のことをソエさん、添木は北添から言われてゾエと呼んでいる。
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筆者から
やっと辻くん出せました!
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ヴィー(プロフ) - あきさん» コメント嬉しいです。どんどんお願いします!これからもよろしくお願いしますね。 (2022年3月9日 21時) (レス) id: e2f184a550 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィー(プロフ) - あきさん» コメント遅くなってしまいすみません。米屋くんとのオチを考えたのですが、なかなか思い浮かばず…。私が書くのは難しいかもしれません。すみません。できる限り考えたのですが…。 (2022年3月9日 21時) (レス) @page13 id: e2f184a550 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - これからも更新楽しみにしています。(文字数の関係で二つ投稿してしまいました。通知を多くしてしまい申し訳ありません。) (2021年5月5日 23時) (レス) id: a201a62570 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - コメントにて失礼いたします。話がとても面白くて読みやすいので好きです。オチなのですが私は米屋くんが好きなのでもし可能であれば米屋くんオチを読みたいです。オチアンケートから時間が経っているのでもし無理であれば無視していただいて構いません。 (2021年5月5日 23時) (レス) id: a201a62570 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィー(プロフ) - みこみさん» 分かりました。やや恋愛要素はあるかもしれませんが、告白なしで、誰とも付き合わないまま進めていきますね。ありがとうございます! (2021年3月3日 2時) (レス) id: 165a850c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヴィー | 作成日時:2021年2月23日 10時