【名前変換オリジナル】お前の血・・・・吸わせろよ【吸血鬼】2

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逸見さんと話すのは疲れるらしく、私は眠ってしまっていた。
肩を揺らされて、目を覚ます。

「……昼食だ」

……朝食と同じように美味しそうだ。

「食べたら、検査と消毒を行う」

頷いて、スプーンを取った。

彼の考えていることはよく分からない。
今は紳士的な対応だが、本性は違うのだろうか。
手荒だ、とよく言われると言うことはやはり穏やかではないのか。
逸見さんを見つめると、書類に目を落としていた彼は、ふとこちらを見上げる。

「どうした？」
「いえ、何も」

さっぱりわからん。
まず一般的な倫理観で言うと私たちが悪者なのか。
彼らは善なのか。

「それではそこの台に横になってくれ」

食べ終わった私に彼は言う。
診察台のようなものに、仰向けに横たわる。

カチャ、と音がして注射器が視界に入る。
身体を震わせた私に逸見さんは微笑んだ。
……ここで笑うのか。

「……傷口の血を少し採る」
「……はい」

ビリッ、と首筋に痛みが走り、小さく悲鳴をあげる。
すぐに痛みは無くなったが、身体の汗がひどい。
……怖かった。

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