24話 ページ48
※ごめんなさい小説の形式を変えます。
「A、聞け」
思いつく罵倒がなくなったころ、涼星が静かに言った。
黙って涼星を睨みつけると、彼は苦笑した。
「お前の血だけだと生きていくには足りないんだ」
「……契約すれば何とかなる？」
「まあ今よりは少量の血液でも満足するだろうな」
「……僕と契約して魔法少女になろうよ」
涼星は真顔で私を見た後、何事も無かったかのように話を続けた。
「それでもお前1人だと体の負担が大きい」
「……どのくらい？」
「さあ。ぎりぎり生きていける程度かな」
「ならいいよ。契約しよう」
涼星は目を細めて微笑んだ。
「俺が他の人の血を吸うのがそんなに嫌なのか」
「あたりまえだ。こっちこそお前の足を切ってやりたくなる」
「すぐ生える」
「でも地獄の苦痛は伴うだろ？味わえ」
「怒るな怒るな」
頭をぽんぽんと叩かれてなだめられる。
こんなので大人しくなるなんてどうかしている。
「じゃあ契約を結ぼうか。でもその前に風呂に入れ。お前ホコリで真っ黒だぞ」
「えっ」
手をみると確かに黒い。本をとった時にホコリが降ってきたのか。
「ほら、服の中までホコリが入ってる」
伸びた手がシャツのボタンをぱちんと外す。
「やめろばか！！」
「俺が洗おうか？隅から隅まで」
「何言ってんだ変態！！風呂はいってくる！！」
急いで涼星から離れると、彼が楽しそうに笑うのが聞こえた。
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大草原ぴえん丸 - すごい良いですね！(数年前の作品にすみません！) (8月17日 21時) (
レス) @page2 id: 8e4784552b (このIDを非表示/違反報告)
なめこ好き - メッチャ私のお気に入りになりました！(*^^*)頑張ってください！ (2018年9月17日 20時) (レス) id: 2f8ccb0650 (このIDを非表示/違反報告)
ﾀﾞﾀﾞ - このお話大好きです。続き楽しみに待っています。 (2017年6月7日 19時) (レス) id: 3e11cade8a (このIDを非表示/違反報告)
レン - 続き、楽しみにしてますね♪更新頑張ってください！ (2017年5月24日 9時) (レス) id: b50ec71b84 (このIDを非表示/違反報告)
るな - のんちゃんさん» 良いですよね！特別感が生まれる笑 (2017年3月5日 19時) (レス) id: 778efceaa7 (このIDを非表示/違反報告)
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