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16話 ページ40

榛原「涼星さん、お風呂空きましたよ」


髪の毛を拭きながら、ソファーで寝ていた涼星さんに声をかける。


深海「・・・んー・・」


呻きなのか返事なのかいまいちわからなかったが、自分の部屋のほうに足を向けた。


深海「・・・待て」


急に鋭い声で名前を呼ばれて肩がはねる。

涼星さんは額を押さえて起き上がり、俺の方に歩いてきた。

・・・・この人寝起き悪いのかな。


深海「・・・風呂あがるまで俺の部屋にいろ」

榛原「は!?」


涼星さんは無言で俺のパジャマのボタンを一つ外した。


深海「いいな?」

榛原「・・・・・・はい」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


大きな本棚とベッドと机くらいしか目立った家具がない殺風景な部屋。

ベッドに座って、放ってある本をぱらぱらとめくってみる。


『上手な血の吸い方〜上級者向け〜』


・・・なんとなく読んではいけない気がして本をそっと閉じた。

内容は気になったけど。


しばらくすると、部屋の扉が開いた。

体が硬直する。


深海「おまたせ、A」


微笑んだ瞳は昼間よりも大きく見えた。

・・・夜行性か?

なんてのんきなことを考えてる場合じゃない。

涼星さんの表情は、やばい。

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大草原ぴえん丸 - すごい良いですね!(数年前の作品にすみません!) (8月17日 21時) (レス) @page2 id: 8e4784552b (このIDを非表示/違反報告)
なめこ好き - メッチャ私のお気に入りになりました!(*^^*)頑張ってください! (2018年9月17日 20時) (レス) id: 2f8ccb0650 (このIDを非表示/違反報告)
ダダ - このお話大好きです。続き楽しみに待っています。 (2017年6月7日 19時) (レス) id: 3e11cade8a (このIDを非表示/違反報告)
レン - 続き、楽しみにしてますね♪更新頑張ってください! (2017年5月24日 9時) (レス) id: b50ec71b84 (このIDを非表示/違反報告)
るな - のんちゃんさん» 良いですよね!特別感が生まれる笑 (2017年3月5日 19時) (レス) id: 778efceaa7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タケノン | 作者ホームページ:http  
作成日時:2013年8月5日 14時

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