探偵社の少女 【文スト】【名探偵コナン】

22話 ページ23

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『んで、それを言うためだけにきたんですか？』


流石にそれはないだろうと思い、聞いてみる。




「いやー実はね、虎の少年、中島敦って言うんだけど、懸賞金がかかってたんだよ」



へー


『どのくらい？』



「70億」


70億か…

すごいな





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70億！？


『ヤバイじゃないですか』



「そうなんだよ」


絶対にいろんなとこから狙われるに決まってる。



『えっと、その…敦くん？は合格したんですか？』



そこが聞きたいのだが。



予想はついてるけど。



「もちろん。あんなに自己犠牲の精神がある子はいないよ。」



キラキラの目で語っている太宰さん。



何させられたんだろう。



…敦くんかわいそ。


見たことないけど。






「あぁ！」



『どうしたんですか？』



「入水の時間だ、行ってくるよ！」



『いってらっしゃい？』




待って、入水の時間って？



なにそれ、初めて聞きましたよ。





そう思いながらも、パソコンを開いて、報告書を打ち始めた。






結局、そのあとは特に何も起こることなく2週間が過ぎた。





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