探偵社の少女 【文スト】【名探偵コナン】

2話 ページ3

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「あ！Aちゃん」



ひらひらと手を振りながら、ニコニコと話しかけてくるのは、




『太宰さん…』



私の上司である、サボリ魔だ。


「東京に出張らしいね。頑張って。」


ぽん、と肩に手を置かれる。



『そうですね、あとの報告書は頼みましたよ。』



「え''」



『まさか、しないつもりないですよね〜。さすがに太宰さんでも、それはないですよね〜』



すると、くるっと振り返って



「国木田くん！」


「俺に頼るな！」



仲良いな、このコンビ。




「A〜、お土産よろしくね。」


『分かりました。乱歩さん。』


美味しいもの買おう。



「わたしには！？」


『報告書頑張ってたら買ってきますよ。』


ぐぬぬ、と言っている太宰さん。



『あー、もちろん、他の人には買いますよ。』


「それずるくない！？」



騒ぐ太宰さんはおいといて、



『与謝野さん、ちょっとお買い物に付き合っていただけませんか？』


「あー、悪いね。この後仕事が入ってるんだ。」


『そうですか、お構いなく。』




うーん、だれかいないかな。


「何を買いに行くんですの？」


『ナオミさん、いや、出張先の服を買おうかと…』



あ、言わなければよかった。


そう思うのも遅く、



「じゃあ、私が行って差し上げますわ！」


キラキラ目のナオミさん。






絶対着せ替え人形にさせられるパターンじゃん。


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