もしも貴方を思い出したら【響凱】 ページ16
〜響凱Side〜
竈門｢響凱！君の血気術は凄かった！！！｣
あぁ、認められた……小生の血気術も鼓も
生まれて……はじめて…
.
＿＿＿響凱＿＿＿
いや、違う2度目だ
なぜ今まで忘れてしまっていたのだろう
小生がまだ人であった時唯一褒めてくれた人
響凱｢………A…｣
.
.
〜数十年前〜
『おかえり！どうだった？』
響凱｢今日もつまらないと追い返されてしまった
やはり小生には才能がないのだ…｣
『あら、そのどこぞのお偉い様は随分と節穴な目をお持ちなのね？こんなに面白いのに』
『私、号泣したわよ。人間の女の子と人ならざる者の恋愛小説。
女の子は死んでしまって男は何百年もさまよい続ける…あ、思い出したら涙が』
響凱｢ははっ…ありがとう｣
『でもまぁこのままでも良いんだけどね』
響凱｢どういうことだ？｣
『だって私が唯一のあなたの読者で1番のファンなのよ？私だけがあなたのお話を独り占めできるの！』
響凱｢あ、あまり小生をからかうものでは無い｣
『冗談なんかじゃないわよ？
あ、鼓、聴かせてよ！私あなたの鼓の音色も大好きなの！！』
そういつものように明るい笑顔で言うAは堪らなく愛おしかった
だが………幸せは長くは続かなかった
『ｳｯ……ｺﾞﾎｺﾞﾎｯ！！！』
響凱｢A！！！｣
小生が不甲斐ないばかりにAは昼夜問わず働き
病にかかってしまった
それも治療薬のまだない病
海外に行けばあるかもしれないと医者に言われたがとてもそんな金はなかった
『心配…ないわよ……すぐ治るから…』
響凱｢Aっ…｣
『ねぇ…鼓が聴きたいわ…私の大好きな貴方の音色……』
それがAとの最後の会話になった
.
.
嗚呼、すまぬA
小生は、
＿＿＿＿響凱＿＿
『響凱！！』
響凱｢A？何故ここに｣
『何故って貴方を待っていたのよ。』
響凱｢小生は…もう
『ええ。だから私が
響凱｢！！？｣
『貴方を置いて逝ってしまったからね………
これからはどこまでも一緒よ…天国だろうと地獄だろうと』
昔と変わらぬ笑顔でAは言った
『ねぇまた聴かせて。鼓の音色も…お話も』
響凱｢っ……ああ。｣
.
約束だ＿＿＿
.
.
もしも愛されたら【下弦組】→←もしも婚約したら�ァ變�獄杏寿郎】
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莉愛 - リクエストです。「もしも熱を出したら」を矢琶羽で書いて欲しいです。 (2021年10月16日 15時) (
レス) @page9 id: 5e6606bd3c (このIDを非表示/違反報告)
さねみん推しだが渋い槇寿郎さんも好き - (途中だったので↓の続き)リクエストしたいですm(_ _)m (2021年1月27日 18時) (レス) id: ff085d1bee (このIDを非表示/違反報告)
さねみん推しだが渋い槇寿郎さんも好き - まだリクエストできるなら、煉獄槇寿郎さんで昔鬼から助けた女の子が色々あって荒んでしまった槇寿郎さんに恩返しをしつつ、そのうち二人は・・・みたいな感じで (2021年1月27日 17時) (レス) id: ff085d1bee (このIDを非表示/違反報告)
mone(プロフ) - リクエストしたいのですが、まだ受け付けていますか？？(._.) (2020年7月24日 1時) (レス) id: bcb3ac6f95 (このIDを非表示/違反報告)
ささし太郎 - リクエストで、後藤さんと、接物しないと出れない部屋を、お願いします！ (2020年5月19日 19時) (レス) id: 0ef6c936a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泡沫ザクロ x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年10月5日 12時
