球団職員に花束を。その5

最終話＊ありがとう、またね ページ8

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ありがとう、きっとまたここで



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12｢ありがとう、A｣

8｢Aならいいママなれるって｣

15｢遥輝さんの血入ってんなら絶対可愛い｣

｢ちょっと、私は？｣


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大好き


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今までも、これからも


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25｢お前俺のこと置いてくんやろいい度胸やな｣

｢宮さま…ごめんなさい…｣

25｢…元気な子、産むんやで｣

｢やっぱツンデレ！宮さま可愛い！｣


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あぁ


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｢卓さん、私ね
好きを大事にしたくてこの道を選びました｣

9｢遥輝やろ？｣

｢遥輝くんと、赤ちゃんと、野球
いつかまた、ここに戻ってきたい｣

9｢…そん時まで俺頑張んなきゃだなー｣

｢んふふ
…あ、卓さん私がメッセージ書いた帽子持ってる｣


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心地いいな


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10｢Aさん！｣

｢何だね優心くん！｣

10｢俺…Aさんのこと、大っ好きです！｣

｢私も大好きだよ、優心くん！｣

10｢Aさん…！｣

51(よかったな、優心…)


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好きだなぁ


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｢大海に伝えたいことがあります！｣

17｢え、なになに告白？｣

｢ちがーう！

……私、大海と東京五輪行けてよかった
私が今1番推してるのは、大海だよ｣

17｢メンタル鍛えられたのはAさんのお陰っす
Aさんいたからあの時ロジン存分にかけれた｣

｢あっそこ？そこなのね？｣


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離れたくなくなっちゃうな＿＿＿＿＿


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7｢悪いなぁ皆さん、Aのこと独り占めして｣

｢わ、ちょっと遥輝くん｣



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チーム全体に向けて今季限りの挨拶をして
｢Aさん最後かー｣｢まじかー｣｢おめでたかー｣って
みんなが色んな反応をしてる時に

遥輝くんが、見せつけるように
私の肩を腕で引いて、密着するような形になった

妊娠が分かったからかな
いつもよりも優しく引き寄せられた気がして
遥輝くんの優しさを感じた
(しかーし！みんなの前でこうされるのは何気初では？)


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68｢遥輝さんずるいわー｣

7｢ええやろ、もっと羨め｣

54｢遥輝、俺知ってるよー
Aの妊娠分かった日でしょ、代打でサヨナラ打ったの｣

7｢待って？なんで知っとるん｣

54｢奥さまに聞いたー｣

7｢…Aさん？｣

｢いいじゃん、かっこよかったもん｣

7｢恥ずいわ〜…｣

14｢見せつけるなーお二人さん｣


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7｢＿＿＿みんなのアイドルAも子どもも
俺がもっと大事にしてきますので｣



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よろしくどうぞ、って遥輝くんは笑った


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球団職員に花束を



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これからもずっと、私の好きな場所


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Fin

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