本当に、俺らと同じ？ side佐久間大介 ページ5
．
こいつの目、水晶玉みたい
．
目の色はほんと、真っ黒なんだけど
無限に続いているように透き通ってて
．
佐｢……｣
｢えっ｣
佐｢うむぅ…｣
｢佐久間くん？｣
．
どうしたの、って眉を八の字にするにあたっても
世良ちゃんはどうしてこんなにも美しいのか
．
｢ねー、佐久間くーん｣
佐｢まだ、まだだっ｣
｢世良動けないんだけど、離してよー｣
．
世良ちゃんの肌、ニキビひとつ無くてきめ細かくて綺麗だし
俺って小顔じゃね？って自覚してたけど
俺よりも小さいくらいだし、顔立ちはダメなところひとつないくらいに完璧だし、こいつ凄すぎでは？？
．
なんてことを悶々と考えながら
俺は世良ちゃんのほっぺを両手で包んでじーっと見つめてた
．
｢佐久間くん、近いってばぁ｣
佐｢コイツの顔面レベち過ぎてずっと見てられるんだけど｣
｢やめてよ、ずっと見られると流石に照れるって｣
佐｢顔面国宝サランヘヨ！！｣
｢や、待って、そんなこと言われたらさぁ｣
．
｢佐久間くんだって、久々に黒髪にしたじゃん？
ピンクも個性爆発しててかっこいいけど、やっぱ黒だね｣
佐｢おま…お前…｣
｢佐久間くんの黒、俺大好き
滝沢歌舞伎さまさまだね｣
佐｢いつの間にそんなずるいこと覚えたんだっ！｣
｢え？俺何かした？｣
．
俺の髪をそっと耳に掛けて
耳打ちするように(俺の黒髪が)大好きって言うなんて
しかもその時の顔！こんなん向けられたら誰だって惚れるわ！
何かした？じゃねぇし！どこで覚えたんだよ！
．
阿｢せーら佐久間に何かしたの｣
｢いや？佐久間くんが勝手に騒いでるだけ｣
佐｢世良ちゃん、本当にお前ってやつぁ…！｣
宮｢皆、着付けの時間だ｣
佐｢国王っ！｣
｢ついて行きます！｣
宮｢あ、佐久間戻った｣
阿｢おかえり佐久間｣
｢おかえり(笑)｣
．
距離感3センチで見たら圧倒的『美』だった世良ちゃん
．
宮｢Aの女役って出始めの頃からだっけ？｣
｢そー、俺男役やったことないんよ｣
宮｢見たいけどね｣
阿｢それ｣
｢でも俺この役ハマってると思うんだよね
自分で言うのもなんだけど｣
．
なんて涼太と阿部ちゃんと話している世良ちゃんの横顔を見る
既に髪も結われて、町娘の着物を着た世良ちゃんは
どっからどう見ても女性そのもので
．
佐｢お前、本当に俺らと同じ男…？｣
｢……佐久間くん何言ってんのもう(笑)｣
．
なんてね！そんな訳＿＿＿ないよな！
．
世良ちゃん昔話��〜ジェシーを添えて〜→←おそ松さん、大ヒットありがとう！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 909人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凛
| 作者ホームページ：https://twitter.com/j2hi_ve
作成日時：2022年4月13日 0時
