番外編� �オンナノコ ページ40
※ばやしくんとAちゃんが小学生の頃のお話です
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オトコノコ、オンナノコ
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間宮A、小学5年生
お腹が痛くてトイレに行ったら、衝撃を受けた
冷や汗が、止まらなかった
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「お母さん、血が出てる…」
「あら…A、もう大人になったのね」
「…大人？」
「そう。赤ちゃんが産める身体になったのよ」
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今日はおめでたい日だね、ってお母さんは笑う
…そっか、これを"女の子の日"って言うんだ
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「これからAの身体、心も
女の人らしくなっていくのよ」
「女の、人…」
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…でも、何だかもやもやするな
お腹も痛いし、頭もズキズキするし
私、こんな風にどんどん変わっていくのかな
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誠知は…私をどう思うのかな
幼なじみで、兄妹のように仲良しで
いつも一緒にいる、誠知
…私が今の私じゃなくなったら、軽蔑するのかな
.
.
「……」
「Aどうした？」
「…誠知…」
.
クラスでドッジボールをしている時
誠知と私は、ふたりで外野にいた
こっち側には全くボールが来なくて
いつもならよく喋る私が静かだからかな
ポーカーフェイスのまま、誠知は問いかける
.
「別に…何でもない…」
「そう？今日静かじゃん」
「…そんな日もあるよ…」
.
そっか、と不思議そうな顔で首を傾ける誠知
ちょうどその時、私たちの方にボールが飛んできて
誠知が流石の瞬発力で受け止めて、向こうに投げた
.
……あれ？目の前が、真っ白だ
お腹の下の方がズキズキして、腰に重い痛みが走る
脂汗が額に滲んで…熱い、辛い…苦しい
.
「…っ無理、」
「A？大丈夫？」
「誠知……っ、」
.
立っていられなくなって、地面にしゃがみこんだ
目の前の誠知が、ぼやけて揺らめく
体に力が入らない、歩けない…
.
「A、乗って」
「…え？」
「体調悪いんだろ」
「…でも」
「いいから早く。…ごめん、誰か外野代わって」
『え、誠知？A？』
「ちょっと、保健室行ってくるから
A、行くぞ」
.
ぼんやり聞こえる、クラスメイトの悲鳴を背に
誠知は私を背負って、走り出した
俺は気にしないとでも言うような態度
…誠知は私の異変に、すぐに気づいてくれた
.
「…大丈夫？」
「うん。…ありがと、誠知」
「別に普通だから」
.
誠知におぶられたまま、目を閉じてお礼を言う
…ふと目を開けたら、誠知の耳が
小さく動いていることに、気がついた
.
(…やっぱお腹痛い)
(背中あったかい…)
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凛*.(プロフ) - リンさん» リンさん(´∀`)ついにです...！ここまでお付き合いくださってありがとうございます！ (2018年11月11日 23時) (
レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - つ…遂に！！ (2018年11月11日 23時) (レス) id: 03ef5bc57a (このIDを非表示/違反報告)
凛*.(プロフ) - 澪さん» 澪さん◎ありがとうございます（ ; ; ）嬉しいコメントに私もキュンキュンしちゃいました(´▽｀*)応援ありがとうございます！ (2018年11月10日 14時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 突然のコメント失礼します。殿堂入りおめでとうございます！とてもキュンキュンしながら読ませていただいてます。これからも更新頑張って下さい！ (2018年11月10日 12時) (レス) id: 10f685532e (このIDを非表示/違反報告)
凛*.(プロフ) - リンさん» リンさん◎ありがとうございます！是非2人の行く末を見守ってください...！ (2018年11月6日 7時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛*
| 作者ホームページ：https://twitter.com/j2hi_ve
作成日時：2018年9月18日 1時
