□. 柳田悠岐 ページ13
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ふたり
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まぶたが重い
意識が遠のく
周りの音が聞こえなくなっていく
(……おやすみ…)
・
ぺちぺちと、頬に感じる体温
・
「おーいAー、起きろー」
「んん……なんだ悠岐か…」
「なんだってなんやの」
「…眠い…」
悠岐でした。
私のほっぺたをぺちぺち叩いていたのは。
目の前には、悠岐の子犬のように甘えたさんな顔。
耳、生えてる？尻尾も、生えてる？なんて思ってしまうほど。
どうやら私、気づいたらソファーで眠っていたらしく。
時計を見れば、午前０時。
そっか、悠岐は私が起きるのを待ってたのか。
身体にかけられた毛布は、きっと悠岐がかけてくれたんだろう。
瞼を擦って、悠岐にありがとう、と伝えた。
「優しいやろ」
これも旦那の務めや、って何故か胸を張る強打者。
大きな身体とのギャップに、とらわれたのは私。
・
「そろそろ布団行きませんかー
布団行かんと風邪ひきますよー」
ソファーに横になったままの私に縋るように、自分もソファーの側に座って私の髪やほっぺたを指で弄りまくる大型犬。
くすぐったいと伝えても、頑なに無視してきて。
(あ、分かった)
悠岐くん、これはもう夜のモードだな。
風邪ひきますよってのは、多分口実。
彼と夫婦になって1年、性格も癖も行動も、全てお見通しです。
ベッド行こうって誘い続けるのも、そのせいでしょう。さすが柳田悠岐。
…私の旦那さま。
・
「悠岐のえっち」
「えっちで何が悪い」
「悠岐のせっかち」
「せっかちで何が悪い」
「…悠岐の唇、美味しそう」
「Aのがよっぽど美味しそうやけん」
_____________早う食べたくて仕方なかったわ
私の上半身を無理やり起こして、後頭部をその大きな右手で引き寄せて。
貪るような、キス。
舌と舌が、絡み合う。
…これほどまでに飢えていたのか、大型犬よ。
ごめんね、お待たせして。
「好きなだけ、食べていいよ」
互いの唇を離せば、光る銀色の糸。
頬を上気させた彼の顔を見上げて、お待たせしました。そう伝えてにっこりと笑って見せた。
「んじゃ、頂きます」
ニヤリとした笑み。
私をヒョイっと軽々持ち上げて…いわゆるお姫様抱っこ。
そのまま私を連れて寝室に辿り着くと、ダブルベッドの上に私を押し倒した。
・
「遠慮は…せんでええ？」
「いいよ、悠岐なら」
「…じゃ、今日は優しさ封印で」
・
ふたり、ならぬ
1人と大型犬、かも。
…なんてね
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凛(プロフ) - ロケットさん» ロケットさん´`*お返事遅くなって申し訳ないです(T＿T)この作品もいつか更新できたらと思いますのでその時はよろしくお願いします！ (2019年9月16日 16時) (
レス) id: 9e717ea10a (このIDを非表示/違反報告)
ロケット - ( ﾟ∀ﾟ)･∵. ｸﾞﾊｯ!!最高でした！他の作品の投稿頑張ってください！ (2019年7月25日 21時) (レス) id: 90ba40770e (このIDを非表示/違反報告)
凛*.(プロフ) - 現在リクエストは受け付けておりません（ ; ; ）申し訳ないです...！ (2018年10月13日 0時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
みるく。 - この小説大好きです！リクエストなのですが、ファイターズ中島選手で、甘い系でお願いします！ (2018年9月29日 14時) (レス) id: 8cf90193ed (このIDを非表示/違反報告)
瞳(プロフ) - こんばんは！カープの鈴木選手が彼女にプロポーズする話をお願いします！事前にタナキクマルに相談し、プロポーズ時には影で見守っている部分も入れて下されば嬉しいです！ (2018年9月22日 20時) (レス) id: 10d7566248 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛*
| 作者ホームページ：https://twitter.com/j2hi_ve
作成日時：2018年1月21日 16時
