3話 ページ4
どのくらい時間が経っただろうか。
二人しかいないこの部屋で、私は直ぐに逃げられるよう状況を確認していた。わんちゃんそこの窓ガラス割ってコウモリ化すればいけるかな？いや、この街の構造がわかってないから苦戦するかもしれない…
頭の中で悶々と考えていると、目の前の彼はいきなり吹き出して肩を揺らし始めた。
sn「＿＿ふはっあははは！そんな暗い顔しないで。あくまでも俺は違うから」
『……はぁぁ、よかったぁぁぁ』
sn「カマかけてみただけなんだけど、ほんとに吸血鬼とは思わなかったなぁw」
『そうだ、なんで私が吸血鬼って分かったんですか？普通なら見分けなんてつくはずないのに…』
吸血鬼というのは元々少ない種族だが、絶滅しないように工夫されて遺伝子ができている。だから容姿は完璧人間だし、バレるとしても吸血する姿を見られた時ぐらいでパッと見て気づく人はいた事がないのだ。
sn「Aちゃんは無意識かもしれないけど、ここに来てから自分の腕を噛んで血を吸ってたんだよ。初め見た時は腰抜けるかと思った〜」
『……あーー、まじか。やらかしたなぁ…！』
多分、ここに来た時人の血がして吸おうとしたけど、理性が働いてとりあえず一時的に自分の血を吸うことで耐えることをしたのだろう。結局エネルギーが無くなるからロスなんだけどね…偉いよ自分。
sn「喉乾いてるって、そっちの意味なんでしょ？」
『まぁ、そうです…けど！ここの人の血を吸うなんてことはしないのでご安心を！！助けてもらったのにそんなことは出来ないですから…』
申し訳ないと言わんばかりに苦笑いをしつつしんぺいさんの言葉を否定すると、目の前の彼はいきなり自分の雑面を外し始めた。
え、何してんの！？……っていうか、普通に顔いいな。隠してるからコンプレックスでもあるのかなーって思ってたのに。
『なんで雑面を外されて…』
sn「吸っていいよ。俺の事」
『……それ、本気で言ってます？』
sn「本気。別に俺は吸血鬼に対して反対派じゃないしこんな顔色悪い人ほっとけないから」
『お人好しですね…その言葉、取り消しとか絶対出来ませんから。』
ベッドから降りつつ、後ろにあるドアの鍵をカチャっと閉めて、窓のカーテンも閉めた。部屋の中は暗くて私が好む雰囲気だ。
『じゃあ…初めに説明からしますね。』
−−−
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樹乃(プロフ) - あっ、えちぃ奴ですね！(察)御馳走様です！！！！！ (9月23日 14時) (
レス) @page14 id: df66a330f6 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - ﾊｧｯ(昇天)待って好きえっつなの大好物！（） (2023年1月6日 3時) (レス) @page30 id: 73572317b8 (このIDを非表示/違反報告)
荒脅レオン(プロフ) - コメ失礼します…脳内再生させてみたら尊過ぎて天国行きかけてしまいました…。天国をありがとうございます！失礼しました！！！！ (2022年12月16日 17時) (レス) @page45 id: 8c9c47586b (このIDを非表示/違反報告)
かめ - 初コメすみません……snさんの照れ顔想像したら、スマホ投げそうになりました() 尊いです……失礼しました…… (2022年5月28日 0時) (レス) @page8 id: a727910568 (このIDを非表示/違反報告)
玉こんにゃく(プロフ) - あぁぁぁ〜っ！エミさんドMキャラなのくっそ好きです…美味しい…応援してます、頑張って！ (2021年9月1日 3時) (レス) id: 6917921727 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こねまる | 作成日時：2020年11月21日 14時
