26話 ページ28
.
zm「き、聞こえるやろ…？俺の心臓の音。ほんまは言うつもり無かったんやけど………あの時Aの吸血してる姿見た瞬間、やばいくらいに興奮したんよ……」
そう言ったゾムさんは翡翠の瞳で私の姿を捕らえた。いつもフードを被っていて見えなかったけど、とても綺麗な瞳をしている。掴まれたところからは尋常じゃないほどの熱が伝わってきて、彼から目を離すことが出来なくなってしまった。
zm「ほんまにやばかったであの時は………だって、2人を見てるだけなのにゾクゾクしてきて汗止まらへんし、過呼吸なりかけるし。ずーっと、この場所で1人でしてた時に想像してた。お前に吸われたらどんなに快感なんやろ、って」
すると、彼は足元から出した小型のナイフを自身の足に軽く切りつけたのだ。所々に血が出ていて、その場は普通の吸血鬼じゃ立ってられないほどの甘い匂いになった。
zm「なぁ…A、俺とも吸血関係になってや」
『＿＿いやです…っ、もう今の人数で足りてるんですから…』
zm「む……ならええよ。俺がその気にさせればいい話やもん」
『はぁ？何言っt』
その瞬間、ゾムさんは自分の血をつけた指を私の口の中に突っ込んできた。いきなりのことに避けることも出来ず、口の中には甘くて溺れそうなくらい美味しそうな味が広がったのだ。
最悪……絶対目が赤くなってる、これ以上人を増やさずに行こうと思ってた矢先に無理やりされるとか…この人やばいよやっぱり。
『＿＿ぷはっ…分かりました、から！瞳を赤くしてしまった私の負けです…手を緩めて下さい、』
zm「ほんまに！？嬉しいわぁ！んふふ、やっぱり赤い瞳のAも魅力的やな……いい眺めや…。」
『うるさいですよ変態さん。じゃあ、血をくれる代わりに欲しい加護はなんですか？』
zm「んーー……なら、俺の体に治癒効果とか付けれる？」
『付けれますけど……ほんとにそれでいいんですか？』
zm「ええよええよ！」
ゾムさんの事だから身体能力を上げたりするのかと思ってたから予想外の要望につい聞き返してしまった。私の心を読んだのか彼はギザギザの歯を見せながらにっこりと笑った。
zm「だって、治癒効果とか付いたら他の奴らよりも回復早くなるんやろ？戦闘面でも役立つし、Aにも沢山かまってもらえるし一石二鳥やん！俺天才かもしれへん！」
いや、結構くだらない理由だったね。うん。
−−−
文字数との戦いが悩みでしかない()
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1363人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
樹乃(プロフ) - あっ、えちぃ奴ですね！(察)御馳走様です！！！！！ (9月23日 14時) (
レス) @page14 id: df66a330f6 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - ﾊｧｯ(昇天)待って好きえっつなの大好物！（） (2023年1月6日 3時) (レス) @page30 id: 73572317b8 (このIDを非表示/違反報告)
荒脅レオン(プロフ) - コメ失礼します…脳内再生させてみたら尊過ぎて天国行きかけてしまいました…。天国をありがとうございます！失礼しました！！！！ (2022年12月16日 17時) (レス) @page45 id: 8c9c47586b (このIDを非表示/違反報告)
かめ - 初コメすみません……snさんの照れ顔想像したら、スマホ投げそうになりました() 尊いです……失礼しました…… (2022年5月28日 0時) (レス) @page8 id: a727910568 (このIDを非表示/違反報告)
玉こんにゃく(プロフ) - あぁぁぁ〜っ！エミさんドMキャラなのくっそ好きです…美味しい…応援してます、頑張って！ (2021年9月1日 3時) (レス) id: 6917921727 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こねまる | 作成日時：2020年11月21日 14時
