稲荷崎の顔面国宝

第19話　テスト勉強 ページ21

ということで(どうゆうことだよ)勉強会を開くことになった俺たち
開催地は強烈なおば様がいるAの家





『はい、じゃあ教科書開いて勉強ね。因みに今日はスパルタで行くのでそこら辺把握よろしく！』

「は、何でなん？何でスパルタ？？」

『あんたら(特に双子)はそうしないと頭に入んないでしょ』

「ひど」

「角名、俺らは救われたで」

「あんまり大差ないけどな」






そう言って文句を言いながら教科書やらワークやらを机の上に出す
あーーーダル






『分かんない事があったら質問して。完璧に理解するまで教えるから』

「かーーっっめんど！」

『返事は？』

「「ハイ」」





ねえ分かって。お願いだから分かって。美人が睨むとくっっそ怖いんだよ、北さんも顔が良いから圧が凄くて怖いんだよ、それと一緒

今の顔すっっっげえ恐怖だった………え、もしかして北さん乗り移ってる？
銀もそう思ったのか鞄の中から塩らしき物を出した
ん？なんでお前持ってんの？？？






「俺はいつ危険に晒されてもええように持ち歩いてるんや、塩」

「キメ顔で言うことちゃうやろ」

「それ悪霊退散ーーー！！！！！！」

『なっっにしてんの！？？？？口の中はいっ、しょっぱ！！！！』





勢いよくAに塩を投げつける銀
お前馬鹿だな、正真正銘の






「Aの身体の中から出てけや、悪霊！！」

「そーやそーや！Aこんな怖い顔せーへん！！」

『塩投げつけんなっての！！！部屋が！汚くなる！ちょ、しょっぱ！私お漬物なの！？お漬物になっちゃうの！？』







こっちもこっちで馬鹿だな。
冷たい目で見ていると突然ガラッと襖が開いた

そしてピタッと動きが止まる俺以外の4人






「他人の家で何やっとるんやーーーーーー！！？」

「『ゴメンナサイ』」






おば様が降臨、4人は素早く土下座
俺は後ろからこっそり写真を撮る
………これはインステ行きだな







「何塩投げつけてん！？Aの顔に傷ついたらどー責任とるつもりや！」






…まず塩でAの顔は傷つかないと思います
そんなことを言っても聞いてくれないと思うので心の中に留めた







「それは！……俺が嫁に！！」

「「イヤイヤイヤ」」







おい双子、それおば様から見れば見えないだろうけど俺の方からは見えてんだからな。銀のケツ思いっきり掴んでるの。……痛そ

するといきなり立ったA







『私、結婚相手は俳優だから』

「アホか」






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