１０８★ 〜N〜 ページ28
いいこと聞いちゃった〜。
もっと色々やらかすと思ってたのに、あまりに順調で面白くないなって思ってたんだよね〜ニノちゃんは。
「ね？花子さんってベッドではどうなの？」
そんなカンケーには至ってないってわかってて、あえてそこを弄る。
「し、知るか！つーか知ってても言うか！教えるか！俺の特権なんだ！」
焦っていっぱいいっぱいだ(笑)
「おい、櫻井。俺も知りてぇな。寂しい俺らにお裾分けしてくれよ。」
タバコを吸ってる周りの方々も俺も俺もと興味津々。
そりゃね？
あの高嶺の花子さんのベッド事情だよ？
知りたいよねぇ。
「先輩方まで！知ってどうするんですか？」
「どうするって…そりゃ…なぁ？夜と右手のお供的な？」
ニヤリと意味ありげに笑った先輩に、
「絶対言わねぇ…あれは俺の…俺だけのAちゃんなんだ！」
敬語も忘れて怒鳴り散らす。
「つーかニノ！お前わかってて言ってるだろ？」
「はい？ただ俺はベッドでの様子を聞いただけで、最中の事を聞いたわけじゃないでしょ？」
「同じだろうが！」
「違いますよ、全然。ベッドでただどんな風に眠ってるのか聞いただけですよ？俺は。それなのに翔さんはどんな花子さんを想像したの？」
何かを反論しようとしてるけど、上手く言葉が出ないのか口をパクパクとさせてたけど、最終的には小さく舌打ちした。
「ククク。」
可愛いなぁ…翔さん(笑)
「翔さん？」
「なんだよ？！」
忌々しそうに俺を睨んでる(笑)
「大事なんだね。」
「は？」
「だから…花子さん。」
俺の言いたい事を理解した翔さんは柔らかく微笑んで、
「あぁ…。すごい好き。すげぇ大事。」
そう言った後、本当に満たされた笑顔を浮かべた。
男のゲスい欲を満たさなくても、花子さんと一緒にいられるだけで翔さんはこの上なく幸せで…
俺もまゆりんの事、負けないくらい好きで幸せだけど…
なんかちょっと…
ほんの少しだけ…
いい大人の思春期みたいなその純な思い合いが羨ましいと思った。
「ニノのおかげだよ。本当に感謝してる。」
「なんですかいきなり。」
「照れんなよ。」
「照れてなんかないです。」
クスクス笑ってる翔さんと形勢逆転。
「お前、可愛いな。」
頭をガシガシ撫で回されて鬱陶しいけど嫌じゃない。
「翔さん？」
「ん？」
「俺らも相思相愛っすね？」
「ははは。あぁ、そうだな。」
花子さんにはあげたくないかも…。
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キミ(プロフ) - 糖度マックス！！こんなに甘やかされてみたいものです！ (2019年9月18日 23時) (
レス) id: 744bc54dd4 (このIDを非表示/違反報告)
しょうくん(プロフ) - 朝から幸せでデレデレなお二人(//∇//)ありがとう。もっと甘々糖度上げてもいいですよ(^^)翔さんの幸せな日が続きますように。また更新楽しみに待ってます(^ ^) (2019年9月18日 8時) (レス) id: 490943dac7 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - おはよぉーございます。ウザい翔くん大歓迎！もっともっとウザくても良いかな(笑)続きが楽しみです♪ (2019年9月18日 7時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - あゆママさん» 私も久々にここまで甘いカップルを書きましたよ（笑)やっぱり私はこういうのを書いてる方が性に合ってます。 (2019年9月18日 7時) (レス) id: b0600f2388 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - Fu--chanさん» それはもうすっごい濃いエスプレッソを飲みたくなるくらいの甘さだと思いますよ（笑)幸せそうでなによりです。 (2019年9月18日 7時) (レス) id: b0600f2388 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2019年3月4日 19時
