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幸せいっぱいな夢の世界にいるような週末から現実に戻ってきた。
「翔さん？コレ行きましょ。」
たまたま社食で一緒になったニノがタバコを吸う手振りをした。
「いいけど俺は吸わねぞ？」
「え？翔さん禁煙したんすか？」
驚くニノが喫煙所に向かう廊下で立ち止まるから振り返り、
「あぁ。」
と一言。
「なんで？デート三昧で金欠？」
駆け寄ってきたニノが再び隣に戻ってきて。
「いや…そうじゃない。」
まぁ…節約にもなってるのか…？結果的に…。
「じゃあ何で？」
喫煙所のガラス戸を開けると中には数人が食後の一服を吸ってる。
ほんの少し羨ましい気持ちもあるけど『口が寂しくなったらいっぱいキスしちゃうよ？それでもいいの？』と敢えて意地悪く聞いたつもりだったのに…
『うん。嬉しい』ってにっこり笑って言われたら禁煙するしかない。
Aちゃんと会ってる時だけやめるって手もあるし、やればそれは可能だけど、俺の描く未来に辿り着いた時の事を考えたらスッパリやめといた方がいい。
「ねぇ？翔さん？何で？」
「Aちゃんが『やめて？』って言うから。」
「は？そこまで束縛すんの？花子さんって。ニノちゃんはそんな女の子嫌。たとえ美人でもね。無理。」
嫌悪感丸出しの表情で驚いたようにニノが言った。
でもあいにく俺の可愛い彼女はそんな我儘で自分勝手な女の子じゃないの。
「いや…束縛ってか…タバコって色々気を使うだろ？匂いとか…場所とか時間、タイミングとか…さ？」
「まぁ…。」
「そしたら『好きな時にキスできないからタバコは嫌』って言うからさ？可愛い彼女にそう言われちゃったらやめるしかないでしょ？」
ニノは複雑そうな…
めんどくさそうな…
なんとも表現し難い表情のままタバコを咥えて、それ以上突っ込んでくる事はない。
「可愛い彼女からそんな可愛いお願いされちゃたら…ねぇ？タバコの代わりにいっぱいキスしてもいいって。」
「…。」
「でもまだちょっと緊張してるから上手くできてるのか心配なんだ。俺、お前と違って経験少ないし…。」
ただAちゃんが好きっていう感情のまま、それが合わせた唇から伝わるようにって夢中で口づけている。
「あんたキスで緊張って…それ以上はどうしてんのさ？ちゃんとソレ使えてんの？」
視線で俺の股間を指してるけど…
まだ出番ナシとははっきり言えず…。
だけど相手はニノ。
言わずともわかったらしい…。
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キミ(プロフ) - 糖度マックス！！こんなに甘やかされてみたいものです！ (2019年9月18日 23時) (
レス) id: 744bc54dd4 (このIDを非表示/違反報告)
しょうくん(プロフ) - 朝から幸せでデレデレなお二人(//∇//)ありがとう。もっと甘々糖度上げてもいいですよ(^^)翔さんの幸せな日が続きますように。また更新楽しみに待ってます(^ ^) (2019年9月18日 8時) (レス) id: 490943dac7 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - おはよぉーございます。ウザい翔くん大歓迎！もっともっとウザくても良いかな(笑)続きが楽しみです♪ (2019年9月18日 7時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - あゆママさん» 私も久々にここまで甘いカップルを書きましたよ（笑)やっぱり私はこういうのを書いてる方が性に合ってます。 (2019年9月18日 7時) (レス) id: b0600f2388 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - Fu--chanさん» それはもうすっごい濃いエスプレッソを飲みたくなるくらいの甘さだと思いますよ（笑)幸せそうでなによりです。 (2019年9月18日 7時) (レス) id: b0600f2388 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2019年3月4日 19時
