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音の振動やそこにしかない空気を楽しんで
私たちは帰ることにした。


外に出てすぐ

「A先輩ッッ」

全く知らない顔の女子に呼び止められた。


誰だ?でも先輩呼びってことは後輩か。


「あのっ。ずっと憧れててっ。」



やめてくれよ…恥ずかしい…



横を見ると勝利が声を押さえながら笑ってるし。


コイツ。マジムカつくな。


「あ、あ、ありがと。でもほら、もうフツーに高校生だから。ね。」


なんて訳分からない返しをしていると


「フツー…じゃないですよね?風磨さんとまだ付き合ってるってウワサになってるし。」


ヤバい。逃げよう。


「そんなワケないっしょ。彼はもう有名人で…」


私の言葉を遮るように


「勝利さん!…となんで一緒なの?乗り換え他とか。」




勝利を見ると首を振って私に騒ぎを起こすな、と目で訴えて来る。




「とにかくっ。ウチらなんでもないからっ」


と言った瞬間フラッシュが瞬いた。


え?



そこには知らない大人の男が立っていた。



「ごちそーさま。いい写真とれたわ。」



「…勝手に何撮ってんだよ?!誰あんた?」



男はそれには答えず

「あんま、こんなとこで騒いでたらもっと人、集まっちゃうからまずいんじゃない?
ねえ?佐藤 勝利くん?」



勝利はだまってそいつをにらみながら
「A、そいつの言うとうり人が集まるとマズい。」


悔しかったけど仕方なく私達は急いでその場を跡にした。

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作者名:たかふま | 作成日時:2018年2月15日 4時

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