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その日は「具合が悪いから」


と私は一日中、ベッドの中だった。



風磨は心配してくれたけど。優しくされればされるほど心苦しい。




勝利はいったいどうするつもりなんだろう。



このまま風磨を騙し続けるなんて無理だ。




勝利からメッセージが届いた。


「もうAに会いたい」




どうして?勝利には風磨を裏切ってる罪悪感、ないの?



「でも、俺風磨くんのことも好きだから。どうしたらいいのかわからない。」


勝利も同じ気持ちなんだ。




風磨は私たちのこと全く疑ってもいないから。




私は先が全く見えなくなってしまった。



変わらず風磨を愛してるのに。


勝利を突き放せない。



こんなこと誰にも話せる訳もない。



でも。



その時はまだ知らなかった。


“目撃者”

がいた事を。


あの時の私と勝利を見ていた人間がいた事を。

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作者名:たかふま | 作成日時:2018年2月15日 4時

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