今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:688 hit
小|中|大
19 ページ19
その日は「具合が悪いから」
と私は一日中、ベッドの中だった。
風磨は心配してくれたけど。優しくされればされるほど心苦しい。
勝利はいったいどうするつもりなんだろう。
このまま風磨を騙し続けるなんて無理だ。
勝利からメッセージが届いた。
「もうAに会いたい」
どうして?勝利には風磨を裏切ってる罪悪感、ないの?
「でも、俺風磨くんのことも好きだから。どうしたらいいのかわからない。」
勝利も同じ気持ちなんだ。
風磨は私たちのこと全く疑ってもいないから。
私は先が全く見えなくなってしまった。
変わらず風磨を愛してるのに。
勝利を突き放せない。
こんなこと誰にも話せる訳もない。
でも。
その時はまだ知らなかった。
“目撃者”
がいた事を。
あの時の私と勝利を見ていた人間がいた事を。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たかふま | 作成日時:2018年2月15日 4時