王様ゲーム 恐怖 second

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ごめん、ごめんね皆。



俺に、これから先この世界で生きていくのに耐えきれる自信はありません。



なので…皆のもとに逝きます。


こんなにはやく来るな、とか言わないでよね？


先に死んじゃったのは皆なんだからさ。

文句は受け付けないからね。


それから、流星のお姉さんの琉帆さん、圭人のお姉さんで俺らの元マネージャーの蛍ちゃん、ごめんなさい。


俺は真実を知りました。

だから、俺がそっちに行ったらメンバーも引き連れて謝りにいきます。



流星も、圭人も、ごめんね。

ほんとはこんなことしたくなかったでしょ？


ごめんね。


さてと…もうそろそろ、逝きますか。


向こうの…またその先へと。

皆がいる、向こうへ。


大「あ、ははっ！あははははっ！！」


俺の口から、乾いた笑いが飛び出て、空気の淵へと解けてゆく。


大「そうだ…これでいいんだ。俺が死ねば、誰ももう真実は知らない。これで真実は、闇の中…」


俺は高くあげた刃物をそのまま自分の胸元へとふりおろした。


血が吹き出し、辺りを緋に染めていく。



段々とぼやけ、黒くなっていく視界の中で俺が最期に捉えたものは、窓から瞬くのが覗く無数の星たちだった＿＿。

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