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『大丈夫です、鶴ちゃんにこれ渡しといてください。』
凛とした声で、遮るように言う。
ほんと敵わないな、こういうとこ。
秘書だからってのもあるかもしれないけど、
こういうのは怖いはずだし、いや絶対怖いはずだ。
本来なら渡して逃げていい場面なのに、立ち向かうその姿が何よりかっこよくて、任せた。
少しばかり震えてるその手の中にある鶴の拳銃。
血だらけの俺の手で受け取った。
それを合図に、Aちゃんはダッシュで下に向かい、
オレはまた裏切りものに向かって走り出した。
早くしないと、
早く殺 らないと、
Aちゃんが待ってる。早く行かないと。
そんな思いで数が減らない裏切りものを殺 る。
すると、
「おい！！！！！最上階から毒が巻かれたらしいから、早く殺るぞ！！！！！！！」
聞きなれた同僚の声、三途の声が聞こえた。
お前、なんでここにいんの？って言ったら、「佐倉から連絡きたから。」って。
ははっ、ほんとAちゃん流石だよ…
自分の心配より、俺たちの心配して、
自分も危険なはずなのに、全力で。
「多分佐倉が危ない。ここは俺がやるから灰谷、お前行け」
三途がいつもに増して真剣に言うから、
わかった。そう言い自分でもびっくりするほど全速力で地下に向かった。
地下に近づくと、銃声が聞こえる。
バンッ!!!バンッ!!!バンッ!!!
乱発してるのだろうか。
開けるとそこには、足から血を流してる裏切りものと、
全身血まみれで泣きながら乱発してるAちゃん。
『あ“ーーー！！！早くきてよだれか！！もうやだ！！！！』
痛いよね、辛いよね。
泣きながら助けを求める声と同時に俺は
ふらつくAちゃんを抱きしめた。
おまたせ、ごめんねって。
目を開いてびっくりな顔。
こんな可愛い顔に血が付いちゃったね、
俺の思ってるより大事なこの子に傷つけた裏切りものを、懲らしめてやりたかったが時間もない。
1発、頭に撃ってやった。
すると気が抜けたかのようにもたれかかるAちゃん。
とりあえず走れないだろうし勝手に姫抱きさせてもらった
大丈夫なんて言われるけど、大丈夫じゃないでしょ？
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ほたる(プロフ) - 読んでくださってありがとうございます🤍´-ハッピーエンドが1番ホカホカしますよね！！ (2021年10月27日 18時) (
レス) id: 425243bbe0 (このIDを非表示/違反報告)
rinakkumav3v(プロフ) - ハッピーエンドがいいです！！いつも楽しく読んでいます🥰❤ (2021年10月27日 9時) (レス) @page28 id: a897bae4b4 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - わ、わ、嬉しすぎます…！(泣)応援ありがとうございます頑張ります🤝⋆͛ (2021年10月26日 16時) (レス) id: 425243bbe0 (このIDを非表示/違反報告)
シーチキン(プロフ) - あの、、あの、、最高です！！！😭更新応援しております！ (2021年10月26日 13時) (レス) id: 05900c9320 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 頑張って下さい。。。。。。。 (2021年10月22日 17時) (レス) @page18 id: afa1133b59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2021年10月19日 2時
