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茶色の煉瓦造りのマンション
表参道にも案外庶民的なマンションはあるのだなと安心する
…まあ、値段は庶民的じゃないんだろうけど


『三階なので、すぐ着くと思いますよ?』

3階ってなんか生活感ある響きでいいな、、


二人でエレベーターに乗って3階で降りる
れんさんは私より少し足早に歩くと


『ここです!…すいません、ちょっと掃除してくるので、、』


そう言って素早く部屋に入った
…私と言えばやることもなくSNSを流し見していた


しばらくするとれんさんが焦りながらどうぞ、なんて部屋に招いてくれるもんだからルンルンとしながら部屋の中に進んでいく


『…すみません、片付いてなくて』


そんなことを言うけれど、別にすごく汚いわけでもない
机の上にはいくつかの雑誌が綺麗とも言えない形で置かれているのが何だか美容師さんらしい



『なんか出しますね…お菓子とかあったかなぁ、、』

れんさんは電子レンジ横のボックスをガサガサと漁る
…うそ、、お菓子ボックスなるものがあるわけ?成人男性で?可愛すぎる、、



少しショボンとしながら戻ってきたれんさんの片手にはポテトチップス
…チョイスとしてどうなのか、、?何て思うけどれんさんらしくて可愛い


『すみません、、こんなのしかなくて…今、お酒も持ってきますから!』

『ポテトチップス大好きですよ!ありがとうございます!』


れんさんは笑顔になり、私たちは二人盃を交わした
…いつもより…お酒がおいしい、、

れんさんの笑顔が眩しくて、配分を誤ったのかいつもより早く出来上がってしまった


目の前を見ると案外顔の赤いれんさん
…意外と酔っ払うタイプなのか、、かわいい



『この勢いに任せて言うのもどうなんだって感じなんですけど…初めて見た時から…可愛いと思ってましたよ』

『…可愛い?誰が?』


酔っ払ってるからなのかいつもよりお喋りなれんさんに動揺してしまう


『阿達さんですよ。コーヒーぶつけちゃって…でももう一回会いたかったから名刺を渡したんです。中々来てくれなくて焦りましたけどね…』

『そんな…』



嘘でしょ?
こんなイケメンが?私なんかを?


『阿達さん、いつも明るいし、おもしろいし…一目惚れだったけどもっと好きになりましたよ』


れんさんが少し距離を詰めて私の手に掌を重ねる
…どういう状況?


頭が全く使い物になっていなかって…ピンチだ


私が口をパクパクとさせているとれんさんがその上にキスを落とした

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マリエ(プロフ) - 妄想女子さん» 他担さんに読んでいただけて嬉しいです♩身に余るお言葉をいただきありがとうございます♡ (2023年9月23日 14時) (レス) id: 042a02654e (このIDを非表示/違反報告)
妄想女子(プロフ) - 本当に偶然このお話に出会って、他担なのですが、初めから最後まで3時間ぶっ通しで読み続けてしまいました笑すごく好みの作品に出会えて嬉しいです、ありがとうございました。 (2023年9月23日 4時) (レス) @page50 id: a281949802 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マリエ | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/taka231  
作成日時:2022年10月26日 21時

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