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『生ビール三つ！』
『枝豆も持ってきて！』
…男の人は大好きだし、みんなでワイワイするのも嫌いではないはずなんだけど、、
お酒が入るこういう場はこの上なく苦手、、
今もだって…ほら
未成年である一年生が先輩に酒を強要されている
…助けたほうがいいのかな
『ねえ、嶺亜』
近くにあった黒いTシャツを引っ張ると牡蠣のバター焼きを頬張った嶺亜がなにー？とこっちを向いてくれる
『…あれ、助けたほうがいいのかな』
私は皆に聞こえないようになるべく声を潜めて嶺亜の耳元で囁いた
『あー、あれね。見捨てろって訳じゃないけど助けたら次のターゲットはAだよ？その覚悟が出来てるなら助ければ？』
『…嶺亜は、助けてくれないの？』
『俺そういうのパス、めんどくさいし？』
…冷たい
まあしょうがないのかもしれないけど、…見捨てるのはあまりにも心苦しすぎる
『それよりさ、こいつ。Aにも紹介するね。』
嶺亜が指差した先にはガタイのいい体にキュートな面持ち、そんなちぐはぐさをもつ男性が出てきた
あ、一年生の子〜？なんてとぼけたような声が聞こえてきてさらにビックリした
『はじめまして〜、琳寧です。…Aちゃん、だっけ？よろしくねぇ』
『…琳寧、、君？』
『うん。Aちゃん、れーあさんとバンド組むことになったの？』
バンドを組む…？
まあそんなような話は出ていたけど、楽器を決めた訳でも仲間認定を受けたわけでもなく曖昧なままだったなぁそういえば
なんて答えればいいんだろう…
『なんか、よく分からないんですけど…』
『大体A、やりたい楽器とかあるの？』
『…マネージャー、、、とかじゃダメですか？』
嶺亜がうーんと考え込む
相変わらず綺麗な顔で小憎たらしい
『いいよ。…何してくれんの？』
『マネージャーとして、ですか？』
『うん』
『…買い出し、、とか？』
『それだけ？』
『…掃除とか、、』
『もういっちょ！』
『じゃあ、料理…します』
『いいね！最高！』
嶺亜がイキイキとして琳寧君の肩を凄い勢いで揺らしている
琳寧君痛そう…
『え〜嶺亜さん、Aちゃんの手料理食べれるの？い〜な〜！』
『まあ、お手並み拝見って所かな？』
『嶺亜って偉そうだね！』
『歳上なんだから当たり前だろ？』
そう嶺亜が笑う一方で
さっきの一年生がまた酒を煽られているのを見た
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マリエ(プロフ) - ハルカさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！これからもよろしくお願い致します！ (2022年4月9日 16時) (
レス) id: c6cf29b1a9 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - 良すぎて一気読みしてしまいました……お忙しいかとは思いますが続き楽しみにしております！ (2022年4月9日 2時) (レス) id: 17cc79c11f (このIDを非表示/違反報告)
マリエ(プロフ) - 松さん» そのように言ってくださって本当に嬉しいです！完結まで是非宜しくお願い致します。 (2022年3月29日 19時) (レス) @page35 id: c6cf29b1a9 (このIDを非表示/違反報告)
松(プロフ) - はじめまして！めちゃくちゃ面白くて更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2022年3月28日 23時) (レス) @page35 id: 309f0f86b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マリエ | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/taka231
作成日時：2022年2月23日 16時
