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「安室さん安室さん」
Aさんが出ていってから、俺は安室さんの服をちよいちょいと引っ張った。
「ん?どうしたんだいコナン君」
それに気づいて安室さんがしゃがんでくれる。
「Aさんてさ、何者?」
「それが、わからないんだ」
「全く何も?」
安室さんはこくりと頷いた。
俺は顎に手を添えて考える。
彼女は沖矢昴を知っていると言っていた。
沖矢さんは赤井さんなのだから大学に行ってるわけないのに、名前を聞いたことがある、と。
なんの理由もなくそんな嘘を付くと思えない。
結果的には沖矢さんが本当に大学院生だと蘭にばれなくて俺にとって都合はよかったが…
何かが引っかかる…
「何か分かったのかい?コナン君?」
「い、いや、何も?」
えへへへ、と小学生らしく笑って誤魔化す。
安室さんに沖矢さんのことがバレるわけにはいかない。
「…まあ、僕も彼女には興味があるんだ」
人差し指を唇に当てた安室さんは、何か企んだ子供のように笑った。
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椿 - えだまめさん» コメントありがとうございます!!多分どんどんグダグダになっちゃうと思うのですが、変わらず応援してくれたら幸いです! (2020年1月29日 12時) (レス) id: 55324010a1 (このIDを非表示/違反報告)
えだまめ - おもっしろい!夢主ちゃんと安室さんのすれ違いが凄くてもどかしい。でもそのムズムズ感も楽しいです!ストーリーもしっかりしてるけど、サクサク読める速さの流れなので毎回毎回が気になります。更新頑張ってください!応援しています! (2020年1月28日 17時) (レス) id: e05e54b6fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椿 | 作成日時:2020年1月16日 19時