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事情聴取が終わり、開放されたのは何時間も後の事だった。
蘭の提案で、俺達は皆でご飯を食べ、Aさんと服部達は仲良くなっていた。
「ほな、またな！Aさん！蘭ちゃん！コナン君！」
『またね』
「またね〜！」
2人は仲良さそうに大阪へ帰って行った。
その後、3人で帰っている時、Aさんが俺に急に耳打ちしてきた。
『コナン君てさ…工藤君なの？』
「…へ」
衝撃の言葉に思考が停止した。
…ちょっと待て！なんでバレてんだ！
Aさんの急な言葉に驚きながらも、俺は必死に取り繕った。
「そ、そんなわけないじゃん！あ、新一兄ちゃんとは仲良しだよ！あはは…」
ちら、とAさんを見ると『ふーん』と疑っているような目で俺を見ている。
正直、こういう時Aさんは苦手だ。
いつもクールであまり感情が読めないが、今は更に読めない。
「あ、あはは…」
俺の作り笑いに、Aさんは「そういう事にしといてあげる」とでも言いたげな目で俺を見た。
それ以上追求されなかったので、とりあえずほっとする。
…それにしてもーAさんもただの大学生とは思えない。
今日の事件の最中も冷静に考え、大胆に動き、警察が入ってこれるような時間稼ぎをすると共に犯人の隙を作った。
まるでそんな現場慣れているとでも言うような…
しかし、以前安室さんはAさんの事を知らないと言っていた。
じゃあ彼女は何者なんだ？
そこまで考えて気づく。
俺はAさんの事を、何も知らない。
大学や年齢等の基本情報は知っているが、それ以上は知らない。
彼女はミステリアスで、彼女の話題を振っても、いつものらりくらりとかわされてしまう。
こんなことは考えたくないが、もしかしたら危険人物かもしれない。
…灰原に頼んで調べてもらおう
そう考えながらAさんと別れ、俺は蘭と共に毛利探偵事務所へ帰っていった。
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椿 - えだまめさん» コメントありがとうございます！！多分どんどんグダグダになっちゃうと思うのですが、変わらず応援してくれたら幸いです！ (2020年1月29日 12時) (
レス) id: 55324010a1 (このIDを非表示/違反報告)
えだまめ - おもっしろい！夢主ちゃんと安室さんのすれ違いが凄くてもどかしい。でもそのムズムズ感も楽しいです！ストーリーもしっかりしてるけど、サクサク読める速さの流れなので毎回毎回が気になります。更新頑張ってください！応援しています！ (2020年1月28日 17時) (レス) id: e05e54b6fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2020年1月16日 19時
