果てしなく続く空の下で【1】

傷心中 ページ15

「……そっか。」



咲也「……。」



「……。」



咲也「しかも、俺の後輩と。」









また、ひとつ


咲也の頬に雫がこぼれ


落ちていった。







咲也「屈辱にもなんねーわ。」


「……。」


咲也「結婚とか考えてたのにな、だせーな俺。」


「何言ってるの？ダサくなんてないよ？ダサいのは彼女さんでしょ？こんな素敵な人愛し抜くこともできないんだから。」









私の解き放った

言葉と共に



ソファーから

降り、涙を殺し





悔しそうに唇を噛み締めて


しんどそうに、笑った。







咲也「……ありがとな、いつも助けてもらってさ。」

「……。」


咲也「Aには、いつも、感謝だわ。」






やっぱり、

咲也には笑顔が一番似合ってる。








心から

そう思えた。






咲也「よし、俺これから、Aの恋応援するわ。」


「え？」


咲也「太輔のこと好きなんだろ？告っちゃえよ！」








タイミング悪く酔いが

廻ってきたのか



悪ノリしだす咲也を


きつく睨み





「太輔に好きな人いること言ったでしょ？」


咲也「え？、言ったけな？ごめんごめん。」









反省する気全くないみたい。


クッション抱きしめながら


寝ようとしてるし





明日、仕事なんだけど？


泊まるき？




まぁ、


今日は許してあげようかな。



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欲張り。→←酷く響きわたる。

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