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488 みっくんの告白 ページ44

ミツ「あーもー//

なんなんだよ//





なんでこーなんの?//」






もっとキレイに告白したかったのにって





どうしよ//

なんかとても気まずい//





っていうか…なんだこれは//








だって、私とみっくんはただの幼馴染み

それに、私一回振られてるし






…。





…。






…。







変な沈黙が流れる






ミツ「A…俺…」






バッて口を塞ごうとする私の両腕を掴んで

阻止すると







ミツ「お前が好きだ。」






まっすぐに私を見つめる視線は






いやいや、冗談でしょ?なんて

言えるような雰囲気は全然なくて







本気なんだって








だから…私もちゃんと返さなくちゃいけない






前の私ならきっと大喜びしてた







でも…








「…ごめ…」





んって、言おうとするとさっきの反対で

みっくんの手が私の言葉を遮った






んぐ//









ミツ「お前の気持ちは分かってる。

でも、俺の気持ちも知ってて。」








こんな真剣なみっくん

見たことないんじゃないかって







いつもより少しだけ低い声に心臓が音をたてる







…と







唇に視線を落としたみっくんの顔が

ゆっくり近づいてきて、そっとキスをした







私の口元を覆うみっくんの手




その手の甲越しのキス








…!//







顔がゆっくり離れていくと







ミツ「焼肉のお代な♪」






これくらいいいだろ?って

イタズラに笑う







な、な、何//今の//







カチンコチンに固まる私に満足気に笑うと








ミツ「足、一人で大丈夫か?

なんだったら、風呂とか手伝うけど♪」







って、また







「け、結構です//」







もうタジタジな私






心臓が破けそう//




「もう帰る//」






鍵を開けて部屋に入ろうとすると







ミツ「言っとくけど

今日のはデートだかんな!」






って念を押して、私を見送った






バタン






扉を閉めた玄関先






脚の力が抜けてその場に座り込んだ







…みっくんが…私を//






『俺のせい…好きな人がいる』






『好きだって言ったら?』






『俺を好きになる?』






『あんな奴やめろよ』





『俺と付き合えばいーじゃん』






『お前が好きだ』







…信じられない






みっくんは私の幼馴染みで

私がずっと好きだった人








その人が婚約者と別れて私を…

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もも(プロフ) - 玲さん» いつもありがとうございます☆久々に舞い戻って参りました笑。分かりやすく嫌な奴です(^^;ちゃんと渉さんを大事にしろ!と言いたいところですが、ぐちゃぐちゃしてしまうのが物語(T-T)これからもお付き合いください(^.^) (2019年9月18日 19時) (レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あ〜!!出てきましたねラスボス〜!!しかも物凄い爆弾を抱えて再登場、、さすがですラスボス。主ちゃんと藤ヶ谷先輩にとって、つらくて悲しいターンがやって来そうですね。。切ないけれど面白いので楽しみですっ (2019年9月18日 19時) (レス) id: b7c4bcac2b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もも | 作成日時:2019年9月14日 9時

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