460 F 見えない未来 ページ16
太輔said
…。
殴られても、最低だと罵られても仕方ない
その覚悟でいた俺に渉がかけた言葉は
意外なものだった
渉「妊娠したって聞いたとき…
太輔かと思った。
つーか、太輔の子ならいいと思ってた。」
え…
どういうこと？
一瞬の間に頭の中を色々な考えが巡った
なんで…
「渉…」
渉「…なんとなく気づいてたから。
ふたりのこと。」
…気づいてたって
渉「もとはと言えば…
お前と付き合ってた咲良を…
奪ったのは俺の方だから。」
…。
高校のとき咲良と付き合ってた俺
そのあと、渉と結婚したのは確かだけど
「別に…渉が奪ったわけじゃ…」
…。
渉「そんなんだから、もってかれんだよ。」
フッて笑った
渉「海外赴任で
咲良には寂し想いをさせてたと思う。
だから、太輔と咲良が何かあったとしても
俺はさ…。」
…。
辛そうに眉間にシワを寄せる
その表情に胸が痛む
渉「でも、咲良から話を聞いて…
正直、ワケわかんなくなって…。
だって…咲良が好きなのは…
太輔だと思ってたから。」
俺…
「なんで…」
渉「何年一緒に居ると思ってんだよ。」
また、辛そうに笑う
咲良と結婚していたのは渉だ
でも、渉はずっと感じてたって…
咲良が俺を想ってること
だから、お腹の子の話を聞いたとき
すげーショックだったけど、俺とならって
でも、お腹の子はもう一人の相手の子で
そんな咲良の虚ろな気持ちを
渉は理解できなかった
「どうしても…無理なの？」
咲良とやり直すこと
…。
…。
渉「…うん。
色々考えたけど…やっぱり無理かな。」
深いため息をつくみたく吐き出した
渉「咲良は泣いて謝ってた。
でも、俺…なんか、それ見てもやっぱり…
もういいかな…って思っちゃって。
一緒に居る未来が想像できなかった。」
…信じてた相手は
渉「それに…あいつが好きなのは
多分、今も太輔だから。」
「それは…違…。
だって、咲良は…。」
渉「でも、俺はもう気持ち固めたからさ。」
別れるって
渉「ここは咲良が新しい部屋を見つけるまで
しばらくはこのままにしておくつもり。」
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もも(プロフ) - 玲さん» いつもありがとうございます☆久々に舞い戻って参りました笑。分かりやすく嫌な奴です(^^;ちゃんと渉さんを大事にしろ！と言いたいところですが、ぐちゃぐちゃしてしまうのが物語(T-T)これからもお付き合いください(^.^) (2019年9月18日 19時) (
レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - あ〜！！出てきましたねラスボス〜！！しかも物凄い爆弾を抱えて再登場、、さすがですラスボス。主ちゃんと藤ヶ谷先輩にとって、つらくて悲しいターンがやって来そうですね。。切ないけれど面白いので楽しみですっ (2019年9月18日 19時) (レス) id: b7c4bcac2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2019年9月14日 9時
