370 選んでくれた? ページ24
久しぶりに
上がる太輔の部屋
どことなく湿気が漂う感じと
テーブルに置かれたカップ
ガス台には愛美さんが作ったのか
料理があった
二人がさっきまでこの部屋に居たんだって…
熱とかあったのかな…
私、彼女なのに何も知らなかったんだって…
あのとき
みっくんに研修の手伝ってもらってるって
知ったとき…
太輔…こんな気持ちだったんだよね
きっと…
『愛美と話したい』
もう15分もたってる…
太輔…帰って来ないなんてこと…ないよね…
ソファに座って、膝を抱えた
…。
…。
ため息ばかりが漏れる
ガチャ
その音に飛び上がると
太「遅くなってごめん。」
太輔
「大丈夫?冷えてない?」
そう言って近づくと
太「大丈夫。なにか容れるよ」
ってそのままキッチンに立った
「…愛美さんは?」
太「少し話して…今日は帰った。」
帰った…
「あ、太輔、私がやるから、座ってて」
太輔をソファに座らせて、キッチンに立つ
買ってきたココアを温めた
「はい。」
太「ありがとう。ん、甘。
染み渡るわー笑」
って、笑った
太輔が笑ってる
愛美さんが帰ったってことは
太輔は私を選んでくれたって…
思ってもいいの?
って、でもまだ疑心暗鬼
私はなんて太輔に話しかければ…
「太輔、ごめんね。
私、太輔が具合悪いの全然気がつかなて…
昨日も、連絡すればよかったのに。」
太輔の座るソファの横
床に座った
どんな距離感で接すればいいのか…
分からないでいたから
太「…俺こそごめん。
連絡しようかと思ったんだけど…
今、仕事忙しい時期だから。」
クリスマスを1か月後に控えた街は
クリスマスムードが漂い始め
それに合わせて
どこの業界も年末の仕事が大詰めとなる
正に師走
「…うん。
でも、私
今回のことでよく分かった気がする。
前に…太輔が自分を情けないって言った気持ち。
私、太輔の恋人なのに…
一番近くに居たはずなのに…ごめんね。
頼りにならなくて…」
『ごめんな。頼りにならない先輩で。』
そう言うと、静かに首を横に振った
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ゆうか(プロフ) - はじめまして!この作品なファンになりました!読んでいてすっごく楽しいです!キュンキュンするし、切ないし...わたしは太輔と結ばれてほしいです!やっと太輔への気持ちに気づいた主人公ちゃんにはこのまま太輔と結ばれてほしいなと。これから続き読みます! (2019年9月26日 4時) (レス) id: 4633c77970 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます☆美紀さんとはしばらくお別れですが、また先々登場するかもしれません(^^;みっくんがとうとう動き始めます(^^) (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 美紀さん最後までいい女ですね泣美紀さんの決断に涙が止まりません。美紀さんにも絶対に幸せになってほしいです。 (2019年8月28日 7時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - きたみなさん» コメントありがとうございます☆本当にやっとですね(^^;これからも波乱の展開はありますが、見守ってくださいね(^^) (2019年8月28日 5時) (レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
きたみな(プロフ) - やっと、、やっと!!!という思いともどかしさとで続きが気になります、、(^o^) (2019年8月28日 1時) (レス) id: 06cdfedc0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2019年8月12日 21時