39 お酒 ページ40
周りを見れば
お酒が入って
みんな楽しそうにしてるのに
私だけなんかおいてけぼり
ため息が漏れそうになるのを抑えて
持ってきたお弁当箱にそっと手を伸ばした
そのとき
宮「ん！おいしい♪
これは？
Aちゃんが作ってきてくれたの？」
からあげ好きなんだよねーって
口一杯に頬張っているのは宮田先輩
「そうです//ありがとうございます//」
そう答えると、へー♪って
ニコニコしながらおかわり
あれ……
「お酒、飲まれないんですか？」
宮田先輩が手にしていたのは、麦茶
宮田「俺、お酒得意じゃないんだよね。
すぐ酔っぱらっちゃうから
いつもこれなの。」
って、紙コップを軽く上げて見せた
「そうなんだ。
なんか、イメージ通りかも。」
宮田「え、俺ってお酒飲めなそう？(笑)」
ってちょっと苦笑い
「あ、いや//……なんか、なんとなく……
たくさん飲むというより
お酒を飲んでなくても
場の雰囲気に馴染めそうっていうか……//
悪い意味じゃなくて、宮田先輩って
誰にでもニコニコしてくれて、優しいから//」
宮田先輩はお酒の友達とかより
お酒がなくても付き合える友達が多そうって
いう……意味なんだけど
うまく伝わったかなって……
宮田「あ、そういうこと！
優しい……かなー。
分からないけど、俺、嫌いな人とか
居ないからさ♪
あ、でも、お酒飲めないって言うと
あまりいい顔されないんだけどね。
お酒弱い女の子はかわいいなのに
男じゃがっかりされるからさ。」
ちょっと困ったように笑う
「そうなんですね。お酒……」
宮田「Aちゃんは？お酒、得意？」
「私は……私も、そんなに
得意じゃないかもしれません。
お酒飲むとすぐ眠くなっちゃうんで//
でも、お酒の席の雰囲気は好きだし
少しだけど一人で飲むこともあります！」
宮田「そうなんだ(笑)
確かにお酒の席はなんか楽しいよね。」
って、にこにこ
宮田先輩って、本当に優しさが
表情から滲み出てる
宮田「でもやっぱり
男は飲めた方がいいよねー。」
視線の先には藤ヶ谷先輩
宮田「俺ら同期なんだけどさ
ガヤさんはわりと飲めるから、羨
ましいんだよね。
接待とかさ、盛り上がるじゃん？」
接待とか……あるんだ
やっぱり
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もも(プロフ) - ミィさん» コメントありがとうございます☆そう言って頂けてとても嬉しいです(^^)私自身が切ないのが好きで…現実にはきついですが、物語なので(￣∇￣*)ゞこれからも気長にお付き合いください(*^^*) (2019年5月6日 21時) (
レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
ミィ(プロフ) - 新作、嬉しいです。ももさんの作品は切ないものが多いですが、とても大好きです。今回は最初からもう、切なくて・・・今後も楽しみにしていますね。 (2019年5月6日 17時) (レス) id: 1dbee522b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2019年5月5日 0時
