19 太輔と彼女 ページ40
連日
舞台稽古
ライブの打ち合わせ
目まぐるしく過ぎる毎日
太輔「お疲れ様です。」
稽古が始まって、しばらくした頃
太輔が裕太の稽古場へやってきた
太輔「うちのメンバーがお世話になってます。
よかったら…」
って、みんなに駄菓子の差し入れ
宮「ん♪ガヤさん、ありがとう〜♪
稽古してると
すぐお腹すいちゃうんだよね〜」
千「宮田、また太るぞ!」
宮「またって!俺、太ってないし!
むしろライブに向けて、体絞ってるから!」
玉「はぁ?どの変がだよ?」
みやっちの後ろに回り込んでお腹をプニプニ
宮「やめろよ〜//」
玉「これのどこらへんが
追いこんでんだよ!
な?ガヤ!」
みんなのやり取りを
面白そうに見ていた太輔が
太輔「んー、確かに笑」
って、ワチャワチャに参加すると
ここはもう、まるでキスマイの楽屋
私が死んでから、仕事以外で
太輔が笑うことはほとんど無かった
いつもどこか上の空で
心ここにあらずという感じ
だから、私は太輔の笑顔を久し振りに見た
ちょっとずつ元気になってきたのかなって
嬉しいような
…寂しいような
太輔「じゃあ、俺はこれで…」
失礼しますって
礼儀正しく部屋を後にしようとした
太輔が、すれ違い様にぶつかったのは
「あ、すみません//」
太輔「いや、俺の方こそ、ごめんなさい。
大丈夫…ですか?」
そう言った太輔の視線が
彼女をとらえたまま…固まった
周りの騒がしさとは対照的に
ふたりのまわりだけ静寂が包む
…。
その様子に釘付けになってるのは
私だけじゃない
他のメンバー3人も同じ
太輔「…舞…なんで…」
舞…今、そう呼んだ
舞「…久し振り…だね。」
…。
太輔「…どうして…ここに?」
舞「…舞台のメンバーなの。」
それを聞いてこちらを見る太輔
裕太は、何も言わないまま
他の2人も目をおよがせるだけ
太輔「…そうなんだ。」
舞「あの…太輔…」
何か言おうとすると
太輔「太輔?」
呼び捨てにされた太輔の表情が
あからさまに表情が険しくなって
舞「…。」
その表情に舞さんの表情もまた強ばった
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美希(プロフ) - ももさん!新作待っていましたー☆ まだこれからなのに続きが気になり更新が楽しみです(^-^) (2020年5月29日 6時) (レス) id: 9bf00cb10a (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - こんにちは!新作待ってました!まだ序盤なのに鼻の奥がツンとします…。 (2020年5月28日 22時) (レス) id: a35dab13d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2020年5月28日 21時