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幼なじみ ページ8

「北山、またお前だけ補習だそ。」


『 ....うぃっす』


「適当な返事ばっかしやがって、しっかりやれよ」


『 ....うぃっす』




呆れた言葉を並べた先生は教室から出ていった





はぁ、また勉強じゃん。



定期テストなら、しっかりと時間を取ることができる



でも、



「抜き打ちとか、ずりぃは。」




報告しろっての。







『 あ、北山ここにいた』




「藤ヶ谷、何してんの?」



『 いや、靴箱言っても北山いなかったから....』



「あ!ごめん、伝え忘れてた!」



『 別に大丈夫だよ、みつかったし、』





優しく俺をお迎え?まで来てくれるのは藤ヶ谷だけ。





「藤ヶ谷って彼女いないの?」


『 はっ?』



「いや、いっつも一緒に帰ってくれるなぁーって」



「 彼とか、好きなやつとかもいねぇの?」









そんな会話したことないし、


俺だって藤ヶ谷に恋愛相談なんてしたことない。



藤ヶ谷に聞けばだいたいドンピシャのこといってくれらのも


分かってるけど、なんだかなぁーって感じ。






『 …北山 』




「 え?」



『.........。 』



「…何? 」



『そんなこと言ってないで早く終わらせれば、 』


「 はえっ?」


『知らなかった、北山が俺と帰るの楽しみにしてたなんて、ふふ 』



「何でそうなったの? 」



『 早くして、お腹空いた』


「おお、わかった 」





そうやって笑ってくれるならお前も楽しみにしてたんだよね?





勘違いなんて言わせねぇからな。






俺はお前の心読みとってくれるところが案外好きかもよ?

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作者名:ぴえろ x他2人 | 作成日時:2020年3月22日 16時

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