200話 ページ13
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なんで…みんながここに？
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誰かに場所聞いたん？
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私は以外な人物の訪問に戸惑いを隠せないまま扉を開く。
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すると…
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「 Aちゃん！！ 」
貴 「 わっ！！
ちょっと、流星！？ 」
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扉を開けたと同時に誰かが飛びついてきた。
あまりの勢いに後ろに倒れそうになる。
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大 「 Aちゃん、Aちゃん…っ 」
貴 「 重いよ、流星 」
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私はお腹にまとわりつく流星を離そうと奮闘するけど、
流星は抱きついたまま離れようとしない。
それどころか抱きしめる力を強める。
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大 「 良かった…ほんまに良かった…っ 」
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そう言いながら涙を流す。
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それは流星だけやなくて他の4人も。
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泣いてはないけど、
悲しそうな顔で私のことを見る。
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なんで…そんな顔しとるん？
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少しモヤモヤしたまま、
私はその考えを打ち払うように笑顔でみんなを中に招き入れる。
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立ち話してたら記者の人にバレる可能性もあるから危ないしね。
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みんなもそれを素直に受け入れて中に入る。
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流星も泣いたまま私から離れて
みんなの後についてくように中に入る。
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なんでみんながここ分かったか知らんけど、
みんなのことは信じとるし、大好きや。
やからこそあんな顔をされたら辛い。
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貴 「 また…苦しめてもうた…っ 」
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私は閉じられた扉に寄りかかりながら静かにそう呟いた。
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作者名：凪優月
| 作成日時：2016年6月4日 16時
