119 突然の激白I 玉森side ページ19
玉森side
俺らは何事も無かったかのように食べた。
ガヤはワッターと わちゃわちゃしてた。
…ガヤ、あの週刊誌の件、未だ知らないのかな？
そう こっちが心配になる程に いつも通り…楽しそうに。
そんな俺の脇では、さっきの件が頭から離れないみたいで宮田が 気まずそうに ぎこちなく食べている。
あーあ、宮田…バレバレな態度取るなよー。
そう横目で宮田を見ていたらガヤに声を掛けられた。
(藤ヶ谷)「ここ いい？」
(宮田)「うんー。」
妙に明るい声を出す宮田は いかにも！って感じで、そらぞらしい。
そんなガヤはテーブルを挟んで俺らの斜め前に座ると話し出した。
(藤ヶ谷)「タマのさ〜高校の同級生のAちゃん！」
(玉森)「えっ？！A？？」
突然 何を言い出すのかと思えばAの話し。
(藤ヶ谷)「スタイルいいし、性格も優しいし、いい子だよねー。」
(玉森)「う、うん…。そうだね。」
あまりにも唐突で、この前ぶれも無い 出しぬけな話題に食べていた箸が思わず止まった。
(藤ヶ谷)「つい この間、みんなで居酒屋で飯 食べたじゃん。
焼き鳥屋で！
あの時にさ〜、タマがみんなの前で公言してた事！
あれって、フェイクでしょ？」
(玉森)「フェイク？」
(藤ヶ谷)「あの、ほら！
Aちゃんと付き合ってるって言った事だよ！」
(玉森)「あっ／／あの事か！
Aと付き合っ／」
そこまで言いかけた時、俺の言葉にかぶさるように、ガヤから思いもよらぬ言葉が返ってきた。
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作者名：ともこ
| 作成日時：2018年2月12日 23時
