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431「真逆な彼女と私」 ページ31
私は、ひまりさんが帰ってから 腰が抜けてフラフラだった。
だけど、明日 藤ヶ谷さんに気持ちをちゃんと伝えようとしていた手前、自分とは真逆とも言える ひまりさんの存在や行動は良い刺激になった、そんな気がしてならなかった…。
私なんて…
さっき、藤ヶ谷さんを目の前にしただけで、
あの状況下で、
玉森さんがいる目の前で、
藤ヶ谷さんに告白のお返事を出すのかと思ったら…
伝えるのかと思ったら…
もう どうしようもないぐらい動揺して、今だって腑抜け状態。
あわよくば、また逃げようとする自分もいたし、ごまかしてしまおうかと考えてしまう自分もいた。
それに対し、ひまりさんは 堂々としていて…
自分の悪かった事をきちんと償ってくれた。
玉森さんは、きっと…ひまりさんの そんなところが好きになって付き合ったのかも…って思えた。
真っ直ぐで、いつだって 何に対しても体当たりで…一生懸命。
そんな ひまりさんは、私なんかよりも ずっと素敵な人なんだと感じてならなかった。
………………
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作者名：ともこ
| 作成日時：2018年6月17日 1時
