文化祭が始まったよ ページ36
「焼きそば、焼きそばはいかがー！」
「射的やってみない？」
今年は極一部の関係者を除いた学内だけの文化祭の為か、あちらこちらから声が掛かってくる。
休憩にも関わらず、私は備品室に向かっていた┄┄┄┄そう、ミスコンに励むねじれちゃんに差し入れをするのだ。
ついで…というか八割は環くんに会うためだが、下心だけど仕方ない。
私はウキウキと心を踊らせながら地面をぐっ、と踏み込んだ
「あっ、Aちゃん！」
両腕にジュースを抱えて行くと、ちょうどカメラの前でポーズを撮っている所だった。
ねじれちゃんの声に、カメラに向かっていた環くんがバっとこちらを向く。
「A…！」
「みんなお疲れ様」
えへへ、と環くんの顔が見れた嬉しさに頬を緩めていると「ありがとう」と嬉しそうに彼はジュースを手に取った。
「お熱いですね！」
「イチャイチャは他所でやりなさーい」と有弓ちゃんからも冷やかしの声が上がってしまう。
すっかり頬を染めていると、思いついたかのように「あっ」と声をあげてねじれちゃんがふわふわ個性で飛んできた。
「そうだ、まだ始まるには時間有り余ってるし」
私の上で止まったねじれちゃんはぽん、と肩を叩く。
「Aちゃんも衣装着てみよっ！ねっ！」
無邪気な笑顔を浮かべるねじれちゃん。「いいじゃん！」と張り切る有弓ちゃん。
戸惑ってアタフタする私。そして┄┄┄┄途端に頬を染めて目を丸くする天喰くんの姿があった。
「ね、どれがいいと思う？有弓」
「んーAはやっぱり可愛い系だよね」
…なんということだろう。私の衣装選びが始まってしまった。
私が着替える、という事で環くんは廊下に追い出されてしまっている。なんとも理不尽なことだ。
「ほら、Aはどれがいいの？」
有弓ちゃんに声をかけられ、私は「えぇっと…」と視線をチラチラ動かしてしまう。
「…私が着てもいいの？」
「いいんだよ！Aちゃんに似合うよ！」
瞳を輝かせるねじれちゃんに推されていると┄┄┄┄今度はニヤッとした有弓ちゃんが迫ってきた。
「ね、天喰くんに可愛いとこ見せたいでしょ？」
なんて、そんな事を言われてしまって。一気に頬が火照る。
「…見て、欲しい…」
「んじゃ決まり！」
「天喰くん鼻血出しちゃうかもね！」
キャッキャと乗り気になる2人の後ろで私はむず痒く感じながら衣装を選び始めた┄┄┄┄
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豆腐ちゃん - 環くん…………最高すぎだろ…… さては、主さん天才だな！？神なんだな！？、いや本当にこの小説の人たちには同担拒否が仕事しないww (2023年3月12日 23時) (
レス) @page19 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 鈴蘭さん» コメント気づかなくてごめんなさい…！コメントありがとうございます！2回目の閲覧なのですね…、嬉しいです！環くん出てきましたね…！私も大興奮でした！これからも頑張ります！ (2019年12月30日 16時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - 数ヶ月ぶりにまた見に来ました！相変わらず素敵な作品ですね！いよいよ環くんアニメで出てきましたね！これからも頑張ってください！ (2019年12月1日 11時) (レス) id: c40cd9804d (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 雫さん» コメントに気づくのが遅くなってごめんなさい…！コメントありがとうございます！素敵な作品…、更に好きとまで言って頂けて至福の極みです…！うわああ、天喰くんを更に好きになったというその言葉が一番嬉しいです…！これからも色々な作品で頑張ります！ (2019年8月15日 9時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - かなさん» とっっっても素敵な作品でした！！あろまさんの作品めっっっちゃ好きです！！！更に天喰くん大好きになりました！これからも応援してます！頑張って下さい！ (2019年8月2日 20時) (レス) id: b93c2cbed7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あろま
| 作成日時：2019年4月14日 23時
