溺れて、溺れさせて【ヒロアカ】

病室で声を押し殺して泣いているのを彼に見られてみた ページ9

〇病気の彼女が「死にたくない…」と声を押し殺して泣いているのを彼が見掛けたという設定です！


〇爆豪勝己


「…っ、何言ってんだ阿呆が！！」


思わずバーンて扉を開けて怒鳴るバクゴー。泣いていた彼女はびっくりして涙が引っ込む。


「病気なんかで死なせて堪るか…！おい、俺が絶対治してやるから泣くんじゃねぇ！」


無茶苦茶な言葉だけど、彼女にとっては嬉しくて。弱々しく「ありがとう…」って抱きつく彼女を抱き締め返しながら「プロヒーロー舐めんな」って涙ながらに笑う。


その後巨額なお金を払って彼女の病気を治せる医者を雇って病気を治す。




〇轟焦凍


「…俺は…」


彼女が苦しんでいるのに何も出来ない自分を責める轟くん。自分の力だけじゃ足りないと判断したらエンデヴァーに頼んで力を貸してもらう。


「彼奴は…、Aは俺の大切な人なんだ…。頼む、力を貸してくれ、親父…！」


治せる準備を整えてなんでもないように彼女の元へ行く。


「もう大丈夫だ。治るからな」


泣き出す彼女を腕いっぱいに抱き締める轟くん。本当にヒーローですね。




〇ファットガム


「A……っ、…！」


声を掛けようとするけど、自分が声を掛けても何も出来ないし、無責任な事しか言えないのは分かってるからその場は踏みとどめるファットガム。


ファットガムは精神的疲労で常にローファット状態。


"もしも"のとこのことを考えて彼女のやりたいことを沢山させながら助ける手段を探す豊満。


やっと手段を見つけられると病室に勢いよく入ってきて「A…！治る！病気治るで！」って泣きながら抱き締める。


その言葉に彼女も泣いちゃって、暫く二人で抱きしめ合う。




〇ホークス


「…、A…」


その場で声はかけない。


彼女が泣き止んだ頃にひょっこり病室に入ってきて「調子どーう？」なんでもないように聞く。


「ホークス、私、もう駄目かも…」なんて言う彼女に動きを止めて「…駄目って、死んじゃうってこと？」


無言で頷く彼女に「…死ぬのは怖い？」って静かに問うと「怖いよ…」って震える彼女。


「……俺と一緒でも？」


ハッと彼女が顔を上げると、酷く真剣な表情でこちらをのぞき込むホークスの姿が。


「安心して、A。俺は何処までも"飛んで"行きますから」


助ける術は見つけるつもりだけど、もし見つけられなかったらのときのことを考えて彼女を安堵させるホークス。


ホークスファンクラブ作りたいです…。

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