他の人とお見合いしてみた(その2) ページ14
〇ホークス
御手洗に、と個室を抜けると「えー、あの男より俺の方が断然いいじゃないですか」っていう声が降ってくる。
すとっ、と屋根の上に留まっていたホークスが軽やかに降りてきて「久しぶり〜」ってなんでもないように手を振る。
「な、なんで…」「なんでって、彼女が他の男とお見合いするって聞いて、黙ってる男なんていないでしょ？」
「行こう」と手を握るホークスに「待ってよ、だってもう私たち──────」って言った途端、お相手の男性が姿を現す。
「なっ、ホークス！？待て、その人は俺の」
「"A"は貴方のなんです？」
じっと冷たい視線を向けた後、にっこりと笑うと「俺はAの"恋人"なんで」って彼女を抱きしめて宣言すると空へ飛び立つ。
「強引でごめん、でも俺、Aと終わりたくないから」
もう1回さ、チャンスくれない？なんて耳元で囁いてくるずる賢い鷹。
〇荼毘
相手の人と会話を楽しんでいると突然証明がチカチカ光る。
お客さんがざわめき出すと一気に火災報知器が鳴って、パニックになるも、相手が逃げ道を誘導してくれる。
その背中に続いているとエレベーターが開いて姿を現す荼毘。
「よぉ、久しぶりだな」
「元気そうじゃねぇか、別の男と見合いなんかしやがってよ」なんて酷く苛立つ様子の荼毘の言葉に男性はぎょっとした目で彼女を見て
「な…！君も敵なのか…！？俺を騙してたのか！この悪女！」
先程までとは打って変わって暴言を吐く男の脚が荼毘の炎に包まれる。ぎゃああと叫ぶ男を冷たく見下ろして
「おい、俺になんと言おうと構わないが、Aは罵倒すんのだけは容赦しねぇぞ？」
男をそのまま放置して彼女の肩を抱いてエレベーターで降りていく。エレベーターの中で「…お前は相変わらず男の趣味が悪ぃな」
俺といい彼奴といい、って抱き締める。
「この間は悪かった。あんな奴より愛してやるからヨリ戻そうぜ？」
な？って彼女の耳に髪の毛を掛けながら問う。荼毘も必死です。
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あさり - ゲーム対決の死柄木さん神っ！私死んでる…？ (2021年2月22日 17時) (
レス) id: 5e6d1169a8 (このIDを非表示/違反報告)
ニンニク - もう心臓か逝きました (2020年8月10日 11時) (レス) id: c0f99f9f3e (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - もう毎話にやけてしまいますﾟ+.ﾟ(*´∀`)bﾟ+.ﾟ シリアスも甘いのもきゅんとします…っ (2020年5月4日 0時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 皆様、待ってますコメントありがとうございました！一気に返信させて頂いております…！続編お持たせしました！これからも皆様にキュンキュンをお届けします！ (2019年8月10日 8時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 白猫のようなさん» コメントありがとうございます！最高ですか…！感謝です！これからも最高と言って頂けるように頑張ります！ (2019年8月10日 8時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あろま
| 作成日時：2019年7月11日 23時
