たまきとプロヒーローたち ページ31
エリちゃんと女子会さながら恋バナ(一方的)で盛り上がっていると、不意に声を掛けられる
「あっ、エリちゃん！？」
ん？何処かで聞いた事ある声…と振り向けば、最高のプロヒーロー・デクが微笑みを浮べていた
「デクさん！」
「でっ、デク…！？」
初めて見る人気ヒーローに、目がぱちくりする
テレビで見た通り、子供に好かれる優しい笑顔を浮かべながら此方へ駆け寄り、興味深そうに私を見つめた
「失礼ですが、貴方は…？」
「あのね、デクさん！この人は天喰さんの恋人さんです！」
にっと笑うエリちゃんに、デクは顔を赤くする
「あっあぁ、そうでしたか！初めて見る方だったので新人ヒーローだったら自分の情報収集が甘かったかなとか思って…」
ブツブツと呟き始めるデクに、私は笑い返した
「初めまして、田畑Aと申します
いつもテレビで見てます！格好いいです！」
人気ヒーローに会えた感動に任せ、身を乗り出してしまうとデクさんはわかりやすく照れる
「いやぁ…、ありがとうございます！嬉しいです」
えへへ、と頬を掻くデクに、エリちゃんは「デクさんとお話したいです」
久しぶりに会ったので…と付け足すエリちゃんに、デクは「うん、僕も話したかったんだ」と微笑む
「ごめんなさい、Aさん
ちょっとデクさんとお話してきます」
「大丈夫だよ、気にしないで！」
デクさんは軽く会釈をすると、エリちゃんと歩いていった
見送ってから、私は内心「どうしよう…」と頭を悩ませていた
周りはプロヒーローばかりで話が出来そうにない
というかいくらプロヒーロー相手とはいえ、認識のない人と話す勇気は私にはないのだ
どうしたものか…と唸っていると、「そこのお嬢さん、おひとりですか？」とまたまた聞き覚えのある声
振り向けば女性に人気の高いチャージズマが人懐こい笑顔を浮かべて手を振っていた
そして隣には何故か主にお年寄りに人気のあるセロファンが
「チャージズマにセロファン…！」と内心叫び、感激に浸っていると、距離を詰められた
「見ない顔ですが新人ヒーローですか？
もし良ければ俺が…」
「おい、そこはまず最初名前聞くだろ」と笑うセロファンと口説くチャージズマの肩に手が置かれる────その主は男子高校生に人気のレッドライオットだった
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こおら(プロフ) - 男ですが1日で全部読んじゃいました…笑 今更コメント残しても遅いかもしれないんですけどどうしても残したくて書いちゃいました。 男なのに珍しいかもですけどすごくドキドキしました…笑 (2021年8月29日 9時) (
レス) id: c29f706d65 (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 棒つき飴さん» コメントありがとうございます！神だなんて恐れ多すぎます…！環くんへの愛で執筆しました（笑）読んで下さって嬉しいです！ (2020年1月25日 9時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
棒つき飴 - あなたが神か (2020年1月21日 21時) (レス) id: 75dcb5e175 (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 天喰君推し少女なぎさん» コメント気づかなくてごめんなさい！コメントありがとうございます！ファットガムには申し訳ないです…。ファットガムって好きな人が誰かと被ってしまったら引く男だと思うんです…。 (2019年8月14日 11時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
天喰君推し少女なぎ - ファットガム…なんか…悲しいな… (2019年6月9日 0時) (レス) id: c855ae6157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あろま
| 作成日時：2019年2月22日 20時
