武装探偵社の探偵様に姉!?

☆姉弟喧嘩? ページ8

乱歩「……ねぇ…、姉様」

『ん?どうしたの?』

乱歩「どうして、父さん母さんが死んだ時…
僕を見捨てたの?」

『見捨てたなんて、何時私が言った?』

乱歩「見捨てたと同じだよ!!」

『………。』


太宰「…((止めないと…)」

太宰が仲介に入ろうとすると
天音は片手で太宰を制す

敦「乱歩さん?」

乱歩「どうして!?ねぇ、どうして!!答えてよ!」

『乱歩…、』

乱歩「そんなに僕が邪魔だったの?!
父さん母さんが亡くなって、
邪魔だったから捨てたの?!!」

『違うわ…』

乱歩「じゃあ何さ!!」

『はぁ…、私は元ポートマフィア首領秘書よ?』

乱歩「……。」

『言っておくけどねぇ…、お父さんとお母さんが
亡くなった日前からマフィアの人間だったの』

乱歩「だから?」

『だからって…、いい加減にしなさい!!
私がマフィアに入った理由は生活費を稼ぐ為!
好きで人を何人も何百人も殺してたんじゃない!
そもそも、あの時裕福な生活じゃないけど
過ごせていたのは私がマフィアに居たから』

乱歩「………。」

『お父さんとお母さんが亡くなった日、
私はもう裏社会の人間、乱歩はまだ未成年者
保護者と住む場所がないと生きていけない』

乱歩「っ、だから捨てたんでしょ!!」

『違うって言ってるじゃない!!
守る為に福沢さんに預けたのよ!』

乱歩「………っ、」

『会いたくても会えなかったの…弱味だったから』

太宰「……((先代の首領の事か…)」

鏡花「………。」

『これが今まで一緒に居れなかった理由』

乱歩「…………………姉様の莫迦っ!」

探偵社を飛び出して行った乱歩

国木田「乱歩さん?!」

敦「ちょ?!」

太宰「…………姐様、大丈夫ですか?」

『えぇ…大丈夫よ、太宰君』

谷崎「追いますか?」

『いいえ、しなくていいわ…頭を冷やしてきて貰う』

谷崎「分かりました…」

ナオミ「天音さん、お茶ですわ」

『ありがとう、ナオミちゃん』

ナオミ「どういたしまして」

『……ふぅ…ごめんなさいね、五月蝿くして』

国木田「いえ、大丈夫です」

『そう?』

国木田「はい…」

『怒ると周りが見えなくなるのは
変わってないのね…』

そう言いながら懐かしむような表情に
男性社員は惹かれた

太宰「姐様、私と下のうずまきに行きましょ〜」

『駄目よ、休憩時間じゃないでしょう?』

太宰「えぇ〜、私、もう疲れてしまいました」

国木田「大してやってないだろう!!」

敦「そうですよ…太宰さん…(´･_･`)」

☆姉弟喧嘩?2→←お悩み

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す