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♯6 ページ6

「着いたよ〜。職員室とか分かるの?」

「あ……分からないです……」


学校に着き、教室の場所はともかく職員室が分かるのか訊くと、流石に分からなかったらしい。

校舎を歩き回ればいずれ着くだろうが、校舎内で迷子になられても嫌だしそれは可哀想だ。


「だと思った〜。案内するよ〜。」

「あ、ありがとうございます……!」


靴箱で靴を履き替え、二階にある職員室へ歩く。

朝練がある生徒もいるが、まだ校舎内は人が少なく静かだ。


「はい。ここだよ〜。三年の教室は三階にあるから、何かあったら来てねぇ。
那緒くんもいるだろうし大丈夫だと思うけど〜」

「何から何までありがとうございます……!」


丁寧にお辞儀するAちゃんの頭を撫でて、クラス替えが書いてある掲示板を見にその場から去る。




最初のHRが終わって休憩時間。


「ん〜……ねぇ、胸がドキドキするのってさぁ、恋心だったりする?」

「……は?」


隣の席に座っている友人に相談すると、驚いた表情をされた。

失礼だなぁ。


「……遂に悠翔にも春が……!?」

「話聞いてた〜?」


恋バナを楽しむ女子の如くニヤニヤし出す友人に、呆れ気味に溜め息を吐く。

相談する相手間違えたね。サキさんに相談しよう。


「あ、ドキドキする相手がちょっと気になったりするなら恋じゃね? ダチは大体そんな感じ。」

「……まともに言われたら腹立つ〜。」

「真剣に考えてやったのにお前は……」


日常からふざけている友人がいきなりまともな話をし出し、何かイラついて頬を膨らませた。

友人は苦笑しつつも「頑張れな」と言ってくれた。

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設定タグ:フルールメゾンの日常。   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:スレイル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/taf7ht8f781/  
作成日時:2017年11月6日 17時

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